京都四条烏丸、滋賀栗東小柿の鍼灸院。2022年導入の最新式高性能レーザーをどこよりも受けやすい治療費で。不妊症、突発性難聴、円形脱毛症、顔面神経麻痺、各種運動器疾患で本院過去5000人以上の新患、毎年8000人の施術実績。

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着床率、妊娠率の向上

自律神経調整+子宮血流改善+免疫寛容促進=着床率向上

 自律神経は、心身ともにリラックスすることによってバランスを取り戻し体の機能の正常化を促します。これは自分で感じられる体調から感じられないものまで、非常に多岐に渡ります。これには様々な治療法があります。しかし例えば、頚部に星状神経節という交感神経の塊がありますが、これにレーザーを照射すると薬剤によるブロックに近い効果が生まれ、交感神経が抑制され、血管が拡張したりします。しかしここに鍼を行うと、交感神経を刺激してより血管は収縮し、まったく逆効果になるという検証結果があります。同じポイントへの刺激でも、方法が異なるとまったく邪魔な結果を得てしまうのです。

 ところで着床とは、受精卵が子宮内膜に接着し、相互の信号伝達により妊娠に向かう反応が起こることです。そのすぐ先に起こる現象(胎嚢確認)を妊娠と呼びますが、受精卵と子宮間の信号伝達(化学反応)の痕跡のみが有り、胎嚢が確認できなかった場合を、化学流産と呼びます。

 さて体外受精の胚移植時に鍼灸を行うと妊娠率が向上するという論文があちこちから発出されていますが、問題はどのように治療をすれば、それを最大限に向上させうるかということです。

 最初に書いたように、やり方が異なれば逆の現象が起こるわけですから、「鍼灸が良い」という言葉は、すこぶる曖昧な表現です。当院では、極めて明確な理論根拠を持って治療を行ったところ、二つのデータを得ました。共に胚盤胞の妊娠率(胎嚢確認)を示しています。

  1. 卵巣や子宮に作用する鍼灸及び腹部と臀部のスーパーライザー照射
    妊娠率59.6% (陽性87回、陰性59回、計146回)
  2. 星状神経節へのスーパーライザー照射を追加
    妊娠率66.6% (陽性32回、陰性16回、計48回)着床率、妊娠率の向上グラフ

 もともと1の治療を行っていましたが、更なる向上を目指して2に変更したところ、有意に上昇しました(両側T検定済、p<0.05)。しかし、妊娠しない4割弱の方、そして妊娠してもその後に流産する1,2割の方がどうになからないのかを考えていたところ、昨今、遠方から「染色体正常胚」を移植するために来院される方々が増え始め、その着床率を検証できる段階に入ってきました。非常に先進的な分野であり、分母がまだ小さいのはご理解ください。

2022年末時点(このデータは適宜アップデートします)
着床前スクリーニングを受けた胚盤胞(PGSクリア自己胚)を、当院の治療併用で胚移植された回数は計55回。
うち妊娠成立した移植は43回。
よってPGSクリア胚妊娠率(回数比)は78.2%。

流産率
胎嚢確認の後に、流産した回数5回。
よってPGSクリア胚妊娠後の流産率は11.6%

着床に関しては、鍼灸レーザーを併用しない移植より良好な結果となってます。しかし分母がまだ小さく、流産に関しては更に小さいですが、現時点での結果をご報告します。

注・着床しなかった方の中には、その後に未検査胚の移植で妊娠出産に至った方もあります。
  今後も数が増えていくに従って、信憑性のあるデータとなるでしょう。

 さて、各種アレルギーや自律神経系疾患に多方面のクリニックで応用されている星状神経節照射ですが、流産の専門書を読み、着床の阻害要因に免疫の過剰反応が一定割合含まれることを理解してから、採用致しました。胚移植周期の生理の少し前から、毎回の治療ごとに必ず照射し、免疫の寛容な状態を維持します。それも、当院でアレルギーの患者さんのデータから得られた方法です。副作用はありませんので、安心してお受け下さい。当院には、数多くの不妊医療施設へ通院中の方がおられますが、上記は全てを含めた総合データです。

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