京都四条烏丸、滋賀栗東小柿。不妊症、突発性難聴、円形脱毛症、顔面神経麻痺、各種運動器疾患で本院新患5,305人(2023末)、年8000人以上の施術実績。

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適切な治療の受け方

不妊鍼灸 Q&A

(序)共通質問

Q:いつから鍼治療を始めたらいいですか?
A:月経周期のいつから開始しても大丈夫です。お越しになったら、治療効果などデータに基づいてお話しし、一人ひとりにあった治療計画を説明します。

1 タイミング段階、人工授精段階の場合

Q:タイミング段階、人工授精段階でも効果がありますか?
A:当院では、これらの方々がどのように妊娠に至られるか、245人のデータを基にご説明しています。ほとんどの方がご理解いただいた上で治療を受けられています。多くの場合は、週に一度の通院をお勧めします。
 特に印象的だったのは男性60才、女性43才のご夫婦です。体外受精を3回経験されていましたが、ご主人の治療を並行して行ったところ、精子の状態も改善され、鍼灸開始後3ヶ月で自然妊娠され、出産に至った例です。このカップルの場合は、ご主人の精子の状態と、もしかしたら着床にも問題があったのかも知れません。(詳細は「着床率、妊娠率の向上」のページ参照)

2 体外受精(高度生殖補助医療)段階の場合

Q:体外受精や顕微授精段階の場合、どれくらい効果がありますか?
A:当院に来られてた方で、もっとも多いのは、体外受精でうまくいかなかった方々です。主に採卵成績が良くないために、妊娠に至らないケースがほとんどです。その場合、当院の治療がどういった効果を期待できるか、これこそが当院が認められた治療の根本です、膨大なデータを使い、丁寧に説明させていただきます。
Q:AMHがとても低いのですが、大丈夫ですか?
A:AMHは卵巣予備脳と言われており、卵巣内にある卵子の数を推測する目安に過ぎず、卵子の質を表しているわけではありません。1未満、また0.1未満というくらい低い方も卵子の質が向上して、妊娠される方が何人もおられますので、諦めずにご相談ください。
Q:胚移植してもうまく行かないのですが?
A:胚移植でうまく行かない場合、受精卵側と子宮側、また双方の相互作用のいずれかに原因があります。鍼灸レーザー併用療法では子宮内の免疫寛容を起こすことにより着床しやすい環境を整えます。子宮内外で免疫細胞がどのような変化を起こすか、来院されましたらご説明します。
 状態が思わしくなくても、どうか、あきらめないで下さい。当院には40代でも妊娠された方が219人(2022年末時点、最高46才妊娠47才出産)もおられます。(詳細は「育卵治療(卵子の劣化防止)」のページ参照)
Q:近々、体外受精を初めて受けようと思いますが、どのようにすればいいですか?
A:タイミングや人工受精では、何が妊娠の障害となっているかわからないことが多く、体外受精で初めて原因が見える場合があります。そのまま体外受精に進まれて良い結果を得られる場合があります。当面は週に1度以上の治療を受けて下さい。なお、次の2)に述べるように、確率を上げたい場合は、2)に準じます。
Q:今まで体外受精でうまく行かなかったのですが、どうしたらいいですか?
A:過去の採卵成績が芳しくない場合、鍼灸でできることをご説明します。このようなケースは、当院の鍼灸がもっとも力を発揮できるところです。過去の体外授精でなぜ妊娠出来なかったかを考えた治療間隔になります。週に1回ないし数日毎に通院して下さい。成績の顕著な上昇は、その通院間隔を守られた方々で顕著に現れます。当院で最高齢妊娠となる40代の方々は治療間隔をきちんと守られていました。
Q:胚移植のための治療はどんなですか?
A:上記に掲げた、免疫寛容と子宮の血流増加を目標に治療計画を組み立てます。両方とも信頼できる根拠がある方法です。
(詳細は「着床率、妊娠率の向上」のページ参照)

2 男性不妊(及びそのために体外受精を余儀なくされている場合)

 男性不妊の中でも、ほとんどを占める原因不明の男性不妊には、高い割合で効果が現れます。精子は卵子よりやや短く70日余で成長していきます。この間に、しっかりと治療を行い、体外授精段階の何人かの方が自然または人工授精妊娠されています。男性側に原因があるのに、女性が負担を強いられているのは、精子が少ないと体外受精か顕微授精しか、決定的に救済する方法が西洋医学には無いからです。しかし卵巣も精巣も同じ胚葉から発達し、走行こそ異なるものの同様の血管や自律神経支配を受けているからには、卵巣の血流増進は精巣にも同様の効果を及ぼすはずです。その考え方で、効果が現れる方がおられます。一度ご相談下さい。(詳細は「男性不妊」のページ参照)

<受療ポイント>
男性不妊は、週に一度以上で継続して下さい。人工受精などの場合、リアルタイムに変化を観察します。早ければ精子の発育期間の70日を待たずして効果が現れます。

3 妊娠されたあとは

 当院ではその方の状況に応じて9〜12週まで治療を継続します。年齢、出産歴、流産歴などを参考に個別に終了週数を考慮しています。詳細はその方に応じてお話します。

<受療ポイント>
妊娠が成立した後は週に1度で結構です。「臨月まで」とか「長く続けるほうが赤ちゃんが元気になる」などという院があるようですが、全くもって医学的根拠はありません。逆に、根拠のある週数まではしっかり継続して、ご出産につなげて頂きたいと思います。

☆皆様へお願い☆

挙児を希望して来院され、めでたくご懐妊で終了された後、メールでも電話でも結構ですので、必ずその後の結果をお教え頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。ご報告頂きたい事は、その後の経過で特筆すべきもの、出産日、分娩方法(経膣、帝王切開)、出産体重、男女の別について、お教え下さい。また次の妊娠へのご希望や相談などありましたら、ご遠慮なくどうぞ。

なお、その他何かお困りの事やご相談は 「hari9@pearl.ocn.ne.jp」(中村専用メールアドレス)までご連絡下さい。

また上記のような治療は、過去のデータに基づいています。詳細は他のページをご覧下さい。

平成28年 5月 記

TEL 075-212-9278 受付時間[ 月〜金 ] 9:00 - 20:30[ 土 ] 9:00 - 20:30

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