京都市、中京区/下京区/ 滋賀県、草津市/栗東市の鍼灸は「なかむら第二針療所」と「草津栗東鍼灸院」で。不妊症、脱毛症、難聴、自律神経系疾患は当院で! 茨木市、高槻市など大阪、兵庫からも多数来院されています。

MENU

男性不妊(精子観察)

 昨今、急にクロースアップされているのが男性不妊でしょう。男性の精子は、女性の精子と異なり、日々生産されているので、精子の状態に日々の体調やストレスが大きく関わると言われていますが、実のところは詳しくわかっていません。卵子は胎児の時に完成し、そのまま保管され、思春期を過ぎると次々と排卵されますが、その選択から排卵までに数ヶ月を要します。かたや精子は74日かかって成熟すると言われています。そうすると、その間のいつのストレスなどが影響をおよぼすのか、実際には詳しくわからないのです。

 さて当院では、平成28年11月より婦人科同等の精子観察システムを導入いたしました。次のような方が該当となります。
(1)タイミング段階で、なかなか授からず、精子の状態もわからない場合
当院で複数回観察して、精子が本当に少ない場合、近隣の男性不妊專門泌尿器科、または顕微授精などが可能な医療施設の受診をお勧めします。
(2)体外受精に進んだ理由が、精子の量が微妙に少ない場合
もしタイミングでの妊娠をご希望の場合、3、4ヶ月間ご主人の治療を受けられることをお勧めします。
(3)精子の状態の上下が激しい場合
一定のレベルを保つために、観察を継続しながらの鍼灸治療も選択肢の一つとなります。

img_1689
 当院では、産婦人科同等にオリンパス製正立位相差顕微鏡とマクラーカウンティングチェンバーによる精子観察が可能な、国内唯一(H28,11現在)の鍼灸院です。これでご主人の精子評価がしやすくなります。

 どうしてこのような先駆的な設備を導入するに至ったかをご説明します。それは男性の側に原因があるのに、体外受精という女性に負担がかかる方向へ舵を切らねばならないご夫婦を何組も見てきたからです。それは取りも直さず、現代医学では精子を増やす具体的な方法がないからです。そして殆どの婦人科が女性を診る「婦人科」と男性不妊を扱う「泌尿器科」が分離しているからです。且つその時の女性側が妊娠適齢期を過ぎようとしていると、どんどん体外受精へと進んでしまいます。また逆に、精子の状態を知らずに、タイミングを取り続けているカップルが多いのもよくないと思いました。本当によくない場合は、すみやかに生殖医療に進むべきです。

 さて通常、精子は日々大きく変動します。一度や二度の精液検査で、精子が毎回良くないのか判断するのは早計です。過去に深刻な無精子症の方が、1、2ヶ月後には正常範囲の精子を採れたケースも有ります。これほど精子の状態は上下しますから、体外受精をしておられるご夫婦で、ご主人の精子が良くない場合、ご主人が治療におこしになることで自然妊娠をされるケースがあるのです。そんな例をご紹介します。

一組目
ご主人60才(なんと!)、奥様43才の体外受精3回不成功。3回目の体外受精の採卵直前に奥様が来院。ご主人の精子の状態も良くないとの事で、ご主人の治療も開始したところ、精子の運動率が40%台から80%台に上がり「こんな数字見たことがない」と言われました。その体外受精は不成功に終わったのですが、ご夫婦共に根気よく治療を継続し、卵質の改善、精子の運動率向上を目指す治療を並行して、治療開始から3ヶ月余りで自然妊娠され、めでたくご出産されました。若い男性にも、この努力を見倣って頂きたいです。

二組目
ご主人38才、奥様39才。このご夫婦も体外受精を3回経験されましたが、精子の状態が良くないことも体外受精に進まれた理由の一つだったので、「とにかくご主人の治療を3ヶ月間やらせて欲しい」とお願いし、通院いただきました。そして3ヶ月で見事に自然妊娠されました。この月に妊娠しなければ、次はやはり体外受精に戻るところでした。

三組目
男性36才、女性31才。まず奥様が治療に来られていたのですが、なかなかご懐妊に至らず、ご主人の精子も良くないということで、途中からご主人も治療に参加されました。お二人の治療を並行して4ヶ月を経過したところで自然妊娠されました。もはや体外受精に進むべく、高度不妊医療施設の初診予約を取られた矢先のご懐妊でした。

四組目
男性38才、女性37才。奥様が当院を調べられて、ご主人に通院を勧められました。その後しばらくして奥様も来られて、お二人揃っての通院となりました。精子を観察すると、これはなかなか自然妊娠できそうにありませんでした。が、とにかく頑張って通院されました。ご主人の治療開始から半年、奥様は通院開始から3ヶ月半。ご主人ご予約の日の朝、電話が。「あのぉ、、、妻が胎嚢確認できたのですが、今日、僕の治療はどうしたらいいですか?」と。人工授精の日から20日ほどで、まだ月経がきていなかったのでおそらく、、、と思っていました。「おめでとうございます。ご主人、もう来なくてもいいです。今日はキャンセルにしましょう。お疲れ様でした!」ということで、ご主人めでたくご卒業。実は、翌月から体外受精の準備に入る予定で直前の快挙でした。

 男性側に異常がある場合、その問題の軽重によって回復困難な場合や手術が必要な場合もありますが、上記のように精子の状態が不安定だったり、原因不明で数や運動率が悪かったりして可能性を落としている場合には、改善の余地がありますので、鍼灸を積極的に活用するのも良いと思います。

 ただ、男性側が治療を行う場合、週に一度と言ってもきちんと通院されない場合が多く、これが治療の効果判定を妨げます。治療をしてみようと思われるようでしたら、週に1度きちんと通院できる環境を整えていただきたいと思います。

 もうひとつ多くの方が誤解されていることに禁欲期間の設定があります。昔は、タイミングを取る3日前くらいから射精しないようにと言われていましたが、今や禁欲期間ゼロでいいという見解もたくさんあります。しかし自然妊娠を目論むなら、頻回な性交渉が良いのは明白で、人工受精にしてもそれを行う前後の日にも性交渉を取って頂くことが良いと思います。また性交渉の回数が多いほど、流産率が低下するという論文も出ています。それについても根拠がありますので、夫婦生活の回数を増やすことをお勧めします。

 最後に、男性不妊の治療をしつつ、自然妊娠や人工受精妊娠を目指される場合は、必ず奥様の卵管検査をされることをお勧めします。

<付け足し・男性が一月の間に何回射精するか、コンスタントに月に20回以上の場合、前立腺がんの発症率が20〜30%低下するとも言われています。夫婦円満であることは、そういう効果もあるようです。>

TEL 075-212-9278 受付時間[ 月〜金 ] 9:00 - 20:30[ 土 ] 9:00 - 17:30

PAGETOP
Copyright © 2002 Nakamura Acupuncture Clinic All Rights Reserved.