1.受療日の注意
鍼灸治療を受けるときは次の事柄に注意して下さい。
- 治療を受ける日はお酒をたくさん飲まないようにしましょう。
- 治療前後の入浴や過激な運動を控えましょう。
- 受療後に体がだるくなったり眠くなったりすることがありますが、多くはすぐに消えてしまいます。
2.効果的な治療の受け方
鍼や灸をしたときに体内で色々な変化が起こりますが、例えば、鍼をした場合の若い白血球の増加は72時間程度持続することが分かっています。灸をした場合でも24時間後に同様の変化が最高点に達し、72時間後くらいから、徐々に減少し始めます。
従って、鍼灸治療を受けるには3日毎が最も望ましいことになります。しかし、これは慢性の炎症性疾患の場合が主になります。
これに対して、例えばギックリ腰や神経痛などのように、痛みが強く治療を速やかに行わなければ日常生活に支障をきたしたり更なる悪化の可能性を持っている場合や、痛み出してから日が浅い場合などは毎日行うこともあります。
また、他にも色々な要素がありますので、治療に来られたときにどういった治療間隔で行うかはあくまでケースバイケースになります。