鍼灸のこと、いろいろな病気のこと、院内の出来事などを綴ります(^^)(担当 分院長 洲脇)
こんにちは。湯浅です。
巨匠レオナルド・ダビンチの代表作「モナリザ」が見せる有名なほほ笑み。
謎めいた感情の象徴とされ、多くの人にとって最初は優しい笑顔に見えるものの、長く鑑賞すればするほど、あざけりや悲しみの表情にも見えてきますね。
段階を踏んだ様々な実験により、この表情は『喜び』を表していると結論づけられたようです。
独脳科学者のコルンマイヤー氏によると、この実験により、「私たちの脳には喜びや悲しみを計る絶対的な尺度はなく、多くは文脈に頼っている」ことが分かったと説明。
要は観た人の受け取り方次第という事は、より多くの被験者が喜びの感情を受け取りたいと考えていた、という事なのではないでしょうか。
確かに喜んだり、楽しそうな方をみるとこちらまで幸せな気持ちになる事がありますよね。
この記事に触れながら、
治療に携わっていると患者さんから沢山喜びを頂けるなぁとあらためて思いました。
その方の改善がみられた時や妊娠、ご出産の報告を聞いた瞬間というのは、私も本当に幸せな気持ちになります。
治療に携わる事が出来、少しでもお力になれたのかもしれないと思うと尚更です。
より多くの患者さんの喜びの瞬間に立ち会わせて頂ける様に、日々精進して行きたいと、心から思います。
こんにちは。湯浅です。
不妊治療患者さんの悩みの一つに“ご主人との温度差”が挙げられます。
生理が来るたびに母胎としてのタイムリミットを意識せざるを得ない女性と何も変わらない男性とでは温度差が生まれるのはしょうがない事ではありますが…。
もちろん、ご主人の方が積極的なご夫婦もおられますが、少数派ではないでしょうか。
ある漫画を紹介した記事でこの点について触れていました。
『それでも産みたい-40歳目前 体外受精を選びました-」
小林裕美子さんという方が描かれたものです。
・そもそも本当に子供が欲しいと思っているのか
・自然妊娠が難しければ、不妊治療に進むのか
・不妊治療ではどのステップまでためすのか
・不妊治療に使う金額の上限はどの位か
・それでも授からなければ、養子を迎えるという選択肢についてどう思うか
等、しっかり話し合っておく、ないしは話し合っていく事の大切さについて端的にまとめておられます。
不妊治療という時間制限付きゴールの見えない戦いの中で、この点をクリアーにしておくと心強いですね。
男性をその気にさせるのは、可愛い赤ちゃんの写真%凾フぼんやりしたイメージより、卵胞数の減少%剞ウ確な情報や数字に基づいた、第三者の客観的な意見の方が良い、という指摘には、なるほど…。
さっそく読んでみようと思います。
一口に温度差といっても、それぞれの悩みの内容や深刻さは千差万別、ご夫婦の数だけあるといっても過言ではありません。
少しでもその悩みに寄り添える様に、視野を広げていきたいと思います。
こんにちは。湯浅です。
不妊治療で通院中の患者さんのご主人がぎっくり腰になったとの事。
1週間程前から腰の調子が悪いと言われており、一昨日、急に痛みがピークに達して整形外科を受診したが、レントゲンなどで原因と特定出来る様な骨の異常などは無し。
「湿布と痛み止めを出されたそうですが、これで治るんですか?今朝もめっちゃ痛そうだったんですが…」
との事。
他にも色々と伺った上で、原因と思われる筋肉のストレッチやマッサージ、今は温めるべきか冷やすべきか、動かすべきか安静にすべきか…などお伝えしました。
でも実は…こういう時に一番おすすめなのは鍼治療なのです。
急性腰痛の治療は、鍼ってすごいなぁ!と思える場面に特に良く出くわします。
原因の筋肉にばっちりアプローチでき、患者さんの早々の回復を目の当たりにすると、
鍼って凄い!この方法をみつけた昔の人って凄い‼
と思えるのです^_^
ぎっくり腰は程度がひどいものであれば日常生活に支障をきたしますし、
特に働き盛りの若い男性であれば一刻も早い回復が必要となる治療ですので、ふだんは「鍼」と、聞いて敬遠される方でも、やってみようと思って頂けます。
なので、もちろん、今日の患者さんのご主人にも鍼治療をおすすめしましたが、
色々な事情で、とにかく明日の仕事開始までに治療は難しいという事で、ひとまずセルフケアをお伝えしましたが…どうでしょうか。
明日には回復しておられる事を願います。