運動器疾患について

期待

こんにちは。湯浅です。


寒暖差の激しい時期は筋肉や関節の痛みを訴えて来院される方が多くなります。


2週間程前、股関節痛を訴えて来院された飲食店経営の男性患者様、立っているのが辛く仕事に差し支えるという事でお越しになりました。

数年前に奥様が肩の痛み、その次は娘様が不妊治療を当院で受けられそれぞれで結果が出ている為、当院に絶大な信頼を寄せておられました。

こういう時は力が入ってしまいますね。
何としても期待にお応えしなければ、と…


まず問診で経緯を伺い、動きや圧痛部を確認した上で原因となりそうな筋肉を特定して治療を開始。

治療後、来院時点でピークの8割方残っていた痛みが1〜2割の違和感に変わり、動きも随分スムーズになってました。

良かった‼
一安心しました^_^


この様に整形疾患の鍼治療では、原因の箇所を特定できそこに必要な刺激を与える事が出来た場合、劇的な改善が見られます。

G wで忙しくなる前に何とかなって良かった、と仰って頂けました。


鍼灸師になって良かったと思う瞬間です。

この様な経験を積んでいきたいと心から思います。

肩関節周囲炎

こんにちは。湯浅です。

昨日は南先生、森田先生、林先生と一緒に肩関節周囲炎の研修を受ける為に大阪へ。

草津通院中の患者様は婦人科や耳鼻科、脱毛など比較的時間をかけて治療が必要な疾患の方が多い為、その通院中には主疾患以外に肩関節の違和感、だるさ、痛み…など訴えられる方も多いのです。

ですので、整形疾患についても常に最新の情報をアップデートし続けておかないと、という意識で参加してきました。


昨日の研修はまさに、「最新の肩関節周囲炎」という事で、
日頃臨床にあたっておられる整形外科医、理学療法士、鍼灸師の先生方がそれぞれの立場から現場の事を教えて下さいました。

鍼灸で出来ない事、出来る事の判断の為に必要な知識やより効果的な鍼灸治療のタイミング等の患者様を早く改善に導く為に必要な知識を学びました。


そして、やはり強く感じた事は、共通して必要な事は解剖や病態の深く正解な理解だという点です。

この点は当院でも最も力を入れている部分でありますが、さらに努力で補っていかねばならない共通言語であると言えます。

鍼灸師が得意なのは体表の観察である様に思いますが、医師や理学療法士の先生方がより深い知識をもっておられる体内の観察がすごく重要であると感じました。

医師や理学療法士と同じ業務はできませんが、例えばエコーの技術や正解な運動療法の知識をつける事で私達ができる治療の幅がぐんと広がるという様なヒントも頂けました。


又鍼灸の治療については先週のジスラムで受講した関節リウマチ治療と共通する考え方もあり、改めて鍼灸治療ならではの強みを見直すきっかけにもなりました。


先週、今週とインプットした沢山の知識はしっかり自分の中に落とし込み、患者様にアウトプットしていきたいと思います。

鍼ってすごい!

こんにちは。湯浅です。


不妊治療で通院中の患者さんのご主人がぎっくり腰になったとの事。


1週間程前から腰の調子が悪いと言われており、一昨日、急に痛みがピークに達して整形外科を受診したが、レントゲンなどで原因と特定出来る様な骨の異常などは無し。

「湿布と痛み止めを出されたそうですが、これで治るんですか?今朝もめっちゃ痛そうだったんですが…」
との事。


他にも色々と伺った上で、原因と思われる筋肉のストレッチやマッサージ、今は温めるべきか冷やすべきか、動かすべきか安静にすべきか…などお伝えしました。



でも実は…こういう時に一番おすすめなのは鍼治療なのです。

急性腰痛の治療は、鍼ってすごいなぁ!と思える場面に特に良く出くわします。

原因の筋肉にばっちりアプローチでき、患者さんの早々の回復を目の当たりにすると、
鍼って凄い!この方法をみつけた昔の人って凄い‼
と思えるのです^_^

ぎっくり腰は程度がひどいものであれば日常生活に支障をきたしますし、
特に働き盛りの若い男性であれば一刻も早い回復が必要となる治療ですので、ふだんは「鍼」と、聞いて敬遠される方でも、やってみようと思って頂けます。


なので、もちろん、今日の患者さんのご主人にも鍼治療をおすすめしましたが、
色々な事情で、とにかく明日の仕事開始までに治療は難しいという事で、ひとまずセルフケアをお伝えしましたが…どうでしょうか。

明日には回復しておられる事を願います。