産婦人科疾患について

グループ学習

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こんにちは。湯浅です。

大雨のあとは猛暑…
身体にはとっても酷な環境ですが、皆様は健やかにお過ごしでしょうか。

通勤途中でチリンチリン…と涼しげな音を耳にしました。
昔ながらの風鈴でしたが、暑さを音でまぎらわしているんですね。
厳しい自然の暑さを受け入れた上での身近な工夫と思うとなんだか素敵です。

といっても、最近の暑さは風鈴ではとても紛らわせない気もしますが^_^;



さて先日、1年間かけてグループ研究してきた「妊娠高血圧症候群」ついて、ジスラム研修にて発表して参りました。

「妊娠高血圧」という原因が特定されていないけれども妊婦さんの身体に様々な問題を引き起こす可能性のある現象に対し鍼灸治療は介入できるのか、というのがグループテーマです。

まず、とっても複雑な病因病態を理解するところから始まりました。

分子生物学や血管、自律神経、免疫の基本書を何度も読み返し体系的に把握。
その上で論文などを読み進め、
最終的にチームが出した結論は「介入可能性あり!」

この辺りの話に興味をお持ちの方は仰って下さいね。



発表に向けて準備するなかで、身体が本来備えている自然治癒力の中で鍼灸がどこにどの様に影響を及ぼし作用するのか、などの理解が進みました。

とてもワクワクしながら学習を進める事が出来たので、今後もこの様なやり方で様々な疾患への鍼灸介入可能性を探っていきたいと思います。


もちろん、そこで得た知識や技術は患者さんに還元させて頂きますのでお楽しみに^_^!

ジネコ掲載

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こんにちは。湯浅です。

京都本院の中村院長とIVF JAPAN CEO 森本義晴先生の対談が今月号のジネコに掲載されています。


テーマは『鍼灸が不妊治療にもたらす可能性とは』

森本先生は不妊と細胞内ミトコンドリアの関係に着目、その活性の為に鍼灸治療も役に立つという事で随分以前から不妊治療に鍼灸を取り入れておられる先生です。


今回の対談では森本先生や中村先生の考えておられるレーザーや鍼灸の効果、そして両院での実績などについてお話しされています。

不妊治療中で鍼灸もやってみようかなと思われる方はぜひご覧下さいね。

偶然?

こんにちは。湯浅です。


今年に入ってからの出来事で、とくに感慨深い妊娠報告がありました。

約2年前に人工受精段階で当院の治療を開始され、通院開始直後のタイミングで初めて妊娠された30歳代後半の方からのご報告です。

それまで一度も陽性反応がなかった為、鍼のお陰です!とても喜んで下さいました。


そして今回の妊娠報告はお二人目…ではありません。

悲しい事に、初めての妊娠は心拍確認後に流産されてしまいました。

赤ちゃんの心音が確認出来ないと言われたが納得いかないのでもう一度病院に行く、鍼治療は暫くお休みしたい、と泣きながらお電話がありました。

お互いにハイタッチして喜び、母子手帳をもらった事やや予定日や出産施設のご相談まで色々お話しされていただけに私自身もとてもショックだったのを覚えています。


今から3ヶ月程前に鍼治療を再開されるまでの間、既に体外受精にも進んでおられましたがやはり一度も妊娠陽性反応がなかったという事です。

今回は卵質向上の治療を3ヶ月かけて行った後での採卵で胚盤胞まで育つ卵子を得る事ができ、新鮮胚移植での妊娠でした。


一度目も二度目も当院の治療開始後、比較的早い段階で妊娠されておられます。

それは偶然でしょうか。

私もその方も、一度目は着床のアシストに、二度目はそれに加えて卵質向上という鍼治療の目的がバッチリ当てはまったのではないかと思っています。


もちろん妊娠に必ず成立する方程式などはありませんが、その方にとっては奇跡的といえる結果を度々目の当たりにすると、やはり偶然とは言えないものを感じます。