最近の日記

学会と科学博物館と…

こんにちは。湯浅です。

先週末は東京へ。

まずは全日本鍼灸学会。

中村先生と先輩の田邊先生の発表をはじめ、生殖医療に関する他院の先生方の発表を聞いてきました。

一言で不妊鍼灸といっても、治療院ごと、鍼灸師の先生ごと
で方法や考え方が違うものです。


年に一度、全国の鍼灸師の先生が集まる大会ですので、視野を広げるチャンス!

より良いものを得られる様に、集中して学ばせて頂きました。



その後、次の目的地である上野の国立博物館へ。

発生生物学の展示を観に行きました。

学んできた内容がビジュアル化されており、
何となくわかっていたつもりになっていた知識がスタンと腑に落ちる感覚、勉強の醍醐味ですね!

理系の知識には苦手意識がありましたが、それは基本的な事を勉強してなかったからで、
きちんと積み上げてきたらこんなに面白いものなのだなぁ、とワクワクしながら進みました。



博物館を出た後、上野公園で行われていた何かの(?)フェスティバルを見ながら、森田先生と屋台の唐揚げやポテトを頂いて遅めのお昼ご飯としました。

外で頂く屋台の味は最高でした^_^

共通言語

こんにちは。湯浅です。


もうすぐ迎える私塾でのプレゼン。

私と林先生の草津チームは『突発性難聴』をテーマに決め、
沢山の医学論文に目を通しています。


改めて、論文を読み込む為に必要となる基礎学習の大切さを感じております。

高校生物や数学に始まり、統計学や免疫…
更に深く追求するのであれば英語論文を訳さなければならないケースも出てくるでしょう。


この様な学習は、鍼灸治療と一見関係ない様ですが、『突発性難聴』などの治療においては大切です。


例えば『突発性難聴』で当院に通院される患者様は多いですが、先ずは病院での治療を受けておられる方ばかり。

病院でよくならなかった、という方が次の手として選んで下さるケースが殆どであるからです。

その様な患者様の治療にあたる際、
病院での診断や検査結果、治療への理解が深いと、より正確な病態把握ができ、より適切な治療を行えると考えています。

現時点で分かっているより信憑性の高い情報としての論文を読み込む際に、やはり基礎学習の知識は共通言語として必要ですね。



もちろん、必ずしも西洋医学的理論根拠が伴わないといけない、とは思いません。

まだまだ解明されていない事も沢山ありますし、まして人間の身体は理屈通りにコントロールできるものでもありませんしね…。

ですので、東洋医学的な病態把握のみで解決できる事もあるのでしょうね。



ですが、西洋医学的な知識は患者様との共通言語でもありますので、当院はそういう視点から学習を進めていきたいと思っております。

森林浴

こんにちは。湯浅です。


最近は天気が良い日続き。
新緑が眩しく、とても良い季節ですね。

先日、読みたい本を持って栗東にある森まで行ってみました。

やっぱり、この季節は良いですね!

ふわっとした風を感じたり、サワサワとした木々の葉のこすれる音を聞いたり、綺麗な新緑を見たり…

まさに、五感が癒されてスッキリした上に、とっても集中して本が読めました^_^



そこで思い出したのが、数年前に受講した『慢性疼痛に対する統合医療の構築とセルフケア』の研究発表です。

慢性疼痛患者さんへのアンケート、それに対するセルフセアへのエビデンス、その有用性に関する大規模臨床試験、
という内容でした。


線維筋痛症という痛みを伴う難病に悩んでおられる方が行うセルフセアとして、森林浴が痛みの緩和に関しては1番エビデンスが高いけれども、実施している人は1番少ない、というズレが印象に残っていました。



確かに、痛い時はどこかに行く気になれない、という患者さんからの声は良く耳にします。

ですが、やはり 自然の中に身を置き、頭で考えずに五感で感じる事で自然と呼吸もゆっくりになり、気持ちだけでなく身体も癒してくれるんでしょうね。

これからは積極的に勧めていこうと思います。


自分も早朝の散歩など、始めたいなぁと思ってます^_^