その他の疾患

丸坊主

こんにちは。湯浅です。


小学校低学年の脱毛患者様。

毎週末に通院されているのですが、先日急に丸坊主にして来られました!


これまではお母様がすごく上手にカットされて脱毛が上手く隠れていたのですが、丸坊主になると縦横10センチ程の少し大きめの脱毛が目立ってしまいます…


お母様によると、突然 丸坊主にしようかなぁと言い始めたという事。
その時は家族全員で止めたそうです。

周りから奇異な目でみられて萎縮してしまわないか心配されていたという事ですが、確かに心配になりますね。


ですがご本人の意思は強く、結局お母様がバリカンで丸刈りにしてしまったという事。

野球少年なので、とってもお似合いなんですけどね^_^


そしてご家族の心配されていた様な事は全くなく、本人も周りの反応を楽しむという余裕ぶりらしいのです。


お母様曰く、脱毛になって〇〇君は強くなった、以前はもっと人の目を気にする子供だったのに…という事。

今でこそ目立つ脱毛箇所は1箇所なのですが、治療開始された頃はほぼ全部の頭髪が抜け落ちている状態でした。

その時期はやはり色々あった様です。

その後順調に生え揃い、そろそろご卒業と思っていた矢先に小さな脱毛がポコっと現れてきてそれがなかなか…という状況なのです。


それにしても病気の捉え方色々とありますが、この患者さんは脱毛という状況に取り込まれず、病気よりよほど強いですね!

小さな患者様から学ばせて頂いた一件でした。

ゴールも同じ?

こんにちは。湯浅です。

当院には脱毛治療を希望される方も多く来院されます。

脱毛には段階があり、今どの段階にあるかなどでも変わってはきますが、時間を必要とし、患者さんにも術者にも根気が必要となるケースが多い様に感じています。



昨年、ほぼ同時期に治療をスタートされた、小学校低学年の患者さんと高校に入学したばかりの脱毛患者さん。

共に親御さんに送り迎えをしてもらいながら、頑張って治療を続けておられます。


小学生の患者さんは一二箇所の小さな脱毛である単発型から全頭型という、頭髪がほぼ抜けてしまう状況に急速に進行している真っ最中に治療をスタートされました。

小さなお子様なので、親御さんも定期通院には苦労されておられる様ですが、
幸い、数回の治療で産毛の発毛がみられ、脱毛が進行している様にみられる最中でも常に発毛し続けたので、それを励みに頑張って通院して下さいました。

その後も紆余曲折ありましたが、最近になってようやくほぼ生え揃う状況を迎えました。



一方の高校生はまた違う経緯でした。

小さな脱毛が見つかった10日後に治療を開始されたのですが、なかなか発毛がみられず、更にじわじわとではありましたがその一箇所が拡大し続けていたのです。

その上、ご本人は部活で忙しく、ご両親もお仕事の為なかなか予約を取りづらい状況であったにも関わらず、ほんとうに根気強く治療を続けて下さりました。

その結果、ついに昨年末、うっすら産毛が生えてきたのを皮切りにどんどん発毛が進み、先日の来院の際には殆ど埋まっている状態にまでなりました。



先週、お二人(と親御さん)にはやっと、卒業までのお話をする事が出来ました。

それぞれにお話したあとで、もしかするとほぼ同時期に卒業して頂けるかも!という事に気付き、何だか不思議な気持ちになりました。


お二人共に早くゴールを迎えて頂けるよう、私も精一杯頑張ります。

新患さん

皆さん、こんにちは。
湯浅です。

今月から通院されている顔面神経麻痺の患者さん。

治療中、その方の趣味であるバレーボール話の中で、『先週、突き指したんですよ。腫れが中々ひかなくて…』と仰ったので、

慌てて、そちらの治療も一緒にさせて頂ける事をお伝えした所、

『鍼って、突き指とかも治せるんですね!知らなかったです』と驚いた顔。

やはり、鍼灸治療ってメジャーではないんだなぁ、と思い知らされる瞬間でした。

そして突き指なら早期治療が大切。そうと分かっていたら、先週こられた時に治療をさせて頂きたかったのですが、自分も全く気づかなかった事を反省。


その日はその方と鍼灸治療の適応疾患やそれぞれにおける治療目的など、お話していたのですが、

『どうしてそんなに色々できるのに、もっと保険治療が簡単に使えたり、病院とかで一緒に受けたりできないんしょうね?患者の立場だと、治るなら何でもやってみたいのに…』との事。


確かに、何とかして治したいと思う方にとって、選択肢は広い方が良い場合があります。


その方は1年前に発症し、ここ半年位は症状に変化がないまま病院での治療も打ち切られたという状況で、何か次の手を、と焦っていた時に鍼灸を見つけたそうですが、もっと早く知ってたら…と仰っていました。

不調を抱えた時に、まずは病院に行く、だけでなく鍼灸という選択肢も頭に浮かぶ方が増える事を願います。

そしてその為には やはり、私達の様な現役鍼灸師がより良い治療や行いをし続ける事が大切なのだろうな、と改めて気を引き締めました。