鍼灸のこと、いろいろな病気のこと、院内の出来事などを綴ります(^^)(担当 分院長 洲脇)
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宜しくお願いいたします。
こんにちは。
森田です。
例年以上に暑い日が連日続いていますね。
外の暑さとエアコンの効いた室内との差に身体が疲れやすくなる時期でもあります。
皆さまくれぐれも体調管理にお気をつけ下さい。
さて以前「運動しようとしてもすぐに疲れてしまうんです。」と、ある患者様からご相談を受けました。
その時は、筋肉量が足りない可能性やストレッチなど軽度の運動から始める事をお話ししたのですが、先日面白い本を読みました。
疲れと呼吸法についての本なのですが、深呼吸に対する誤解を指摘していました。
ポイントは、
・深呼吸をしても血中酸素は増えないこと。
・血液はほぼ常に酸素が飽和した状態にあり、沢山取り込んでもあまり意味が無いこと。
そもそも多くの人は血中酸素飽和度が正常です。それでも疲労感がある人が多いのは何故でしょうか?
問題は酸素が足りないからではなく、血中の酸素が筋肉や組織に放出されていないことにあるようです。
なぜなら呼吸が多い事によって大量の二酸化炭素を体外に排出してしまっているから。
二酸化炭素の役割のひとつは血中酸素が体内に放出されるのを助けることです。
赤血球のヘモグロビンが体内の酸素と結合して酸素を全身に運ぶのですが、ヘモグロビンが酸素を放出するには二酸化炭素が必要です。
という事は血中二酸化炭素が適量より少なくなると、酸素が全身に行き届かずに疲れやすくなるということになります。
過多呼吸は眠る時の口呼吸、話す量が多い、加工食品などによる食生活の酸性化なども関連しています。
慢性的な呼吸過多は、必要な二酸化炭素まで排出してしまい、脳の受容体が二酸化炭素に対して過敏になり、また呼吸が増えることに繋がります。
過多呼吸を抑制するには鼻呼吸を意識的に行う事、呼吸の量を減らす事が大切になります。
もちろん、苦しくなるまで息を止めろという事ではありません。
軽い鼻呼吸を心がけ、口呼吸を減らすことを意識することから始められます。
他にも鼻呼吸をするメリットにも触れており、とても興味深い本でした。
私には何より食生活の改善が必要だなぁと思った次第ですが、よければ普段の呼吸の仕方の参考にしてみて下さい(^-^)
こんにちは。
森田です。
暑い日、湿度の高い日が多くなり食欲は落ちていませんか?
私は仕事から帰る道すがらに飲食店が多く立ち並ぶので、夜遅い時間でも匂いで食欲が刺激されて困るくらいです(^_^;)
その内の1店舗に大手のファミレスがあるのですが、先日看板に貼紙がしてある事に気が付きました。
「健康増進法の改定により、6月中旬から店内全席禁煙となります。」
喫煙者の肩身は狭くなるばかりだなぁと思うものの、受動喫煙のリスクを考えれば社会では自然な流れかもしれませんね。
学校、病院、行政機関の敷地内は禁煙、屋外に喫煙所の設置は可能。
飲食店も原則禁煙ですが、敷地の広さや従業員の雇用状況によっては喫煙可能だそうです。
今後段階的に施行され、2年後の東京オリンピック・パラリンピック開催の頃には全面施行となる様です。
タバコを吸わない人に対する配慮としてこの様な取り組みが進む事は良いと思うのですが、ここ数年の禁煙に対する取り組みは、タバコを吸わない私から見ても目に付くほど急進的な気がします。
肺癌など様々な疾患の原因として取り上げられるタバコ。
もちろん健康の為には吸わないに越したことはありませんが、各疾患のリスク因子はタバコだけではありません。
次に規制されるのは排気ガスか食品添加物か…これからどんな社会になるだろうなどと考えながら、数年後には見ない景色となるかもしれないカフェの喫煙席でこの記事を書いてみました。
煙たいですが、どこか愛しい光景です。