鍼灸のこと、いろいろな病気のこと、院内の出来事などを綴ります(^^)(担当 分院長 洲脇)
皆さん、こんにちは。
湯浅です。
『不妊治療』と聞くと、つい女性がするものと思いがちですが、実は、その原因に男性が占める割合は大きいものです。
{WHOが発表している内訳…女性原因41% 男女共に原因24% 男性原因24% 原因不明11%}
当院にもこの目的で通院中の方が女性に比べて少数派ですがおられます。
この男性不妊治療に関して気になる記事を読みました。
それは…【不妊に悩む男性の精子を卵子の細胞質に直接注入する顕微授精で誕生した男児は成長しても一般男性より精子濃度が大幅に薄かったり、運動している精子の数が少なかったりする傾向がある、との調査結果を ベルギーの研究チームが英科学紙ヒューマン リプロダクションに発表した………
遺伝子の研究では予測されていたが、今回確かめられた事で今後の顕微授精の実施の際には十分な説明が求められる】と専門家の言葉で締めくくられていました。(毎日新聞 2016.10.9より)
つまり、顕微授精で 男性不妊が次世代の男児に伝わる可能性があるという事がデータで確かめられた、という事なのです。
顕微授精(ICSI)とは男性不妊のかなりの問題がクリアする為、現在の体外受精ではかなり主流となっている方法という印象がありますが、この様な記事を読むともっと慎重にならなくてはと思いますね。
もちろん、この記事だけで顕微授精の是非を問えるものではありませんし、やり方だけの問題ではないのだと思います。
しかし、顕微授精の方がIVF(ふりかけ)に比べて費用的負担が大きい、卵子にかかる負担等 考慮すべき事が多くなるのも事実です。
やはり現在通院中の男性不妊患者様の精子については 何としても 自然妊娠して頂ける様に、或いは 体外授精に進まれたとしてもIVFで妊娠可能なレベルになって頂きたいです。
ちょうど先日、中村先生による《男性不妊の何に対して鍼灸が影響を及ぼしうるか》という講義で深く学びましたので、しっかり自分の中に落とし込み、皆さんに還元させて頂こうと思います。
皆さん、こんにちは。
湯浅です。
草津での日曜日、9月入職の森田先生と サポート業務の練習をしました。
写真はしげる君(草津練習の際に登場する人形です!)相手にパルスセッティングをしている所です。
手順どうり、丁寧に、そして端的な言葉掛けで…
一つの動作や言葉を 本当に何度も繰り返し、見に染み込ませていくのです。
まずは治療を受けられる方に不安を与えない様、スムーズにできる様になるまで何度も何度も…。
例えば、言葉掛け一つとっても奥が深いのですよ。
自分では丁寧な積もりのお声がけであっても、患者様には負担になっているかもしれませんし、逆に省略し過ぎて不安を与えているかもしれない、などなど…
この様に、全てのサポート業務を通して、徹底的に患者様目線を学ばせて頂きます。
(ですので、サポートといっても単なるお手伝いではなく、実は今後 自分が患者様を担当する際に必要な技術を身につけているのです。)
伝える側の私も、改めて自分の思考や行動を振り返る事が出来ますし、練習する事は、必ず何かの益をもたらしてくれるのだなぁとつくづく思います。
こうやって見つけた至らぬ点を 少しずつでも埋めていける様、精進して参りますので宜しくお願い致します。
皆さん、こんにちは。
湯浅です。
左2枚の写真は最近話題の『伊藤若冲』の絵、京都の至る所で見かけるのでご存知の方も多いと思います。
そのナイトミュージアムをやっていると聞いたので
京都の本院勤務を終えた後、錦市場の方へ足を伸ばしてみました。
江戸時代の絵師であった伊藤若冲は錦市場の生まれという事ですよ。
祇園祭りで見かけるタペストリーの様な、パッと目を引く鮮やかな色彩で 一度みてみたかったのですがこんな所でみれるとは…!
営業後の錦市場にポツポツと絵がライトアップしてあり、何だか幻想的でした。
そして、シャッターに描かれた絵でも とってもパワフル‼
同時に障害者支援施設「みずのき学園」の方の手掛けた『アール・ブリュット』(仏語で「生の芸術」という意味)の作品もみれるのですが こちらはホッと一息つきたくなる暖かい感じを受けました。
ついゆっくり観てしまい、帰りが少し遅くなりましたが とっても雰囲気があって楽しかったです。