No.97の記事

次は…

こんにちは。湯浅です。

当院に婦人科疾患の治療を希望されるのは、不妊症の方ばかりではありません。


先週、ご卒業の『子宮内膜増殖症』の患者様。

まだ30代前半にも関わらず、子宮摘出の手前という状況で来院されました。


新婚時、生理不順でのギネ受診で内膜の異形成や厚さの異常を指摘され、一通り検査後に診断。病院で長期間に渡るホルモンコントロールと内膜掻爬という治療を続けておられました。

80%以上の方が1クール(半年間)で治療完了となるにも関わらず、治らず2クール目に入ってしまった直後、当院の治療も一緒にやってみたい、とお越しになりました。

この2クール目でも変化なければ、子宮体癌を予防する為の子宮摘出も医師より示唆されているという事でした。

初診時、ご本人は勿論できれば出産したいけれど、それどころでは無いからしょうがない、と淡々と仰っていたのが印象に残っています。


来院時は、黄体ホルモン剤継続服用中でしたので、毎週期の月経量の変化等による治療効果が分かるものではなくモチベーションが保ちにくかったのでは無いかと思いますが、
必要な治療ペースを約半年間ほぼきっちりと続けて下さいました。

そして、先週2クール目がおわり、ついに「異常所見無し、治療終了」と医師より伝えられたと、ご報告下さいました^_^



実は、この報告を頂く前にこの患者様とは次のステップ、つまり不妊治療の話しもすすめていたのです。

状況が状況だけに、今後は直ぐに体外受精にすすむ予定との事。
その際のギネ選びや受診時期や体外について、当院での不妊治療について等、色々なお話をしていました。

これ迄の経緯や年齢などから、卵子の質等についてそもそも問題有るのかどうかも分からないので、
「先ずは採卵の結果次第で必要があれば当院の治療を受けて頂いたら、そして移植が決まれば是非とも戻す周期の生理が始まった時から…」というお話なども。


次にお電話頂ける時はいよいよ、妊娠に向けてのタイミングであるかと思うので、何だか待ち遠しいです。