No.123の記事

切り抜き

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こんにちは。湯浅です。

患者様がある新聞記事の切り抜きを下さいました。
大切な内容だったので、ここで紹介させて頂きます。


ご自身も小学生の頃に汎発型円形脱毛症を発症した当事者である研究者が、同じ病気の患者さんやご家族にインタビューされたものです。


《…「恋愛や結婚は出来ないものと諦めている」「ハゲ、ヅラといじめられた」「かつらがバレるのが怖くて職場を転々とした」「ストレスに弱い人がなる病気と誤解され、就職で不利にならないか不安」「かつらが高価で負担」「隠しているのは負い目」…

患者さんの語る問題は軽いものではなく、人生の選択や日常生活に具体的な支障が出ているケースもある。
にもかかわらず、「命に関わるわけじゃない」等、深くなやんでいる当事者が自身の問題を過少評価してしまう》

脱毛治療に関わっていると、この点はすごく理解が出来ます。

この記事の筆者は、《「髪があるのが普通」という世間の固定観念に合わせる方が楽だから》と分析しておられます。

《命に関わる病気などに比べ、社会に理解されにくいうえ、「ハゲ」や「ヅラ」が笑いやからかいの対象になる事も影響している》との指摘もありました。

そして、この病気の大きな問題は《周囲に言い出しにくい事である》と認識したといいます。


当院の脱毛症の患者さんでも分かれる所ですが、
病気の程度に関わらず周りに言ってる人と家族以外の誰にも言ってない人では日々の過ごし易さは全然違う様に思います。

圧倒的に後者が多数派ですし、前者のかたも環境や立場が変わった時に同じ苦しみがあるかもしれません。


隠す事で問題が共有されず、当事者にとってますます居心地の悪い社会になっていくという事は脱毛に限りませんよね…。

確かに、脱毛関連は他の疾患と比べて書籍も少な目に感じるのは研究者自体も少数派という所なのかもしれません。

色々と考えさせられる記事でした。