鍼灸のこと、いろいろな病気のこと、院内の出来事などを綴ります(^^)(担当 分院長 洲脇)
こんにちは。湯浅です。
当院には、2人目のご出産を希望して通院されておられる方も沢山おられます。
治療の間に出産に関する苦労話しや子育てに関するお話等を伺っていると、
皆さん、それぞれの段階でとても大変な思いをされた方ばかり。
そんな思いをしてでも、2人目を希望するのは、
1人目のお子さんに兄弟姉妹をつくってあげたい、と仰る方が殆どです。
その気持ちは1人目を望む方と同じ、切実なものです。
不妊治療では1人目2人目に関わらず、ご自身の為にという以上にご主人の為や最初のお子様の為、さらにご自身やご主人のご両親の為にという声をよく耳にします。
赤ちゃんが欲しいという気持ちの後ろには人それぞれで色々な思いがあるものだとつくづく感じる機会が多いです。
その度に、不妊治療に携わるからにはその思いにも出来る限り寄り添う事ができる様に努力し続けければならない、と改めて気を引き締めます。
こんにちは。湯浅です。
先週、先々週と、立て続けに妊娠のご報告を頂きました^_^
お一人目は30代前半のタイミング段階の方、お二人目は30代後半のタイミングと人工授精併用の方。
お二人共に、初めての妊娠で、さらに卵質改善という点で効果が出てくると考えられる最短の3、4周期目での妊娠となりました。
『今月もどうせ生理来ると思ってたのに…』と、嬉しい誤算を話されるのも同じです^_^
『皆さん、見事に同じ事を言いながらでも妊娠されてるんですよね』と和やかな空気の後、あえてさせて頂くのが流産のお話。
もちろん、嫌な気持ちになって頂きたい訳ではありません。
タイミングや人工授精の後で生理が来てしまう事と、一度妊娠をした後に流産してしまうのと…
結果は同じ様でも意味が全く異なります。
悪い意味も、実は良い意味もあるのです。
悪い意味は、いうまでもなく、絶望的な喪失感…。
おそらく経験された方にしかわからないものでしょう。
先週の科学博物館で一番印象に残ったのが、しっかり人と分かる程成長している10週あたりの胎児の映像。
心拍確認後に流産を経験される方はどれ位心を痛めておられる事でしょう…
一般的に、「臨床的に診断された」流産率は15%と言われています。
ですが、1980年代に米国の疫学者ウィルコックスによって、「着床後の」流産率は31%であったと報告されています。
詳しくはここでは述べませんが、
要は、流産というのは実に一般的に起こっているというのが事実なのです。
《流産の医学》の著者である科学専門誌の記者であるジョン・コーエンによると、その主な要因として分かっている事は染色体異常であり、
それがおきる原因を調べたところ、因果関係が明らかなのは年齢が高いほど染色体異常率が高いという事実のみ。
ですので、
もし流産されてしまっても少しでも早く次の妊娠に向けて動いて頂く事が、最も赤ちゃんにあえる近道だと思うのです。
又、先ほどのウィルコックスの研究報告によると、流産した女性の95%が2年以内に妊娠しているという事実。
「殆どの女性にとって、初期流産は体のしくみがうまく働いている証拠、希望の象徴である事が多い」と述べておられます。
こちらが良い意味なのです。
もし絶望的な気持ちになってしまった方がおられても、これらの事実を知っておく事で、少しでも早く、次に向けての行動を始めるきっかけになれば…
そういう気持ちでお話させて頂いています。
こんにちは。湯浅です。
先週末は東京へ。
まずは全日本鍼灸学会。
中村先生と先輩の田邊先生の発表をはじめ、生殖医療に関する他院の先生方の発表を聞いてきました。
一言で不妊鍼灸といっても、治療院ごと、鍼灸師の先生ごと
で方法や考え方が違うものです。
年に一度、全国の鍼灸師の先生が集まる大会ですので、視野を広げるチャンス!
より良いものを得られる様に、集中して学ばせて頂きました。
その後、次の目的地である上野の国立博物館へ。
発生生物学の展示を観に行きました。
学んできた内容がビジュアル化されており、
何となくわかっていたつもりになっていた知識がスタンと腑に落ちる感覚、勉強の醍醐味ですね!
理系の知識には苦手意識がありましたが、それは基本的な事を勉強してなかったからで、
きちんと積み上げてきたらこんなに面白いものなのだなぁ、とワクワクしながら進みました。
博物館を出た後、上野公園で行われていた何かの(?)フェスティバルを見ながら、森田先生と屋台の唐揚げやポテトを頂いて遅めのお昼ご飯としました。
外で頂く屋台の味は最高でした^_^
こんにちは。湯浅です。
もうすぐ迎える私塾でのプレゼン。
私と林先生の草津チームは『突発性難聴』をテーマに決め、
沢山の医学論文に目を通しています。
改めて、論文を読み込む為に必要となる基礎学習の大切さを感じております。
高校生物や数学に始まり、統計学や免疫…
更に深く追求するのであれば英語論文を訳さなければならないケースも出てくるでしょう。
この様な学習は、鍼灸治療と一見関係ない様ですが、『突発性難聴』などの治療においては大切です。
例えば『突発性難聴』で当院に通院される患者様は多いですが、先ずは病院での治療を受けておられる方ばかり。
病院でよくならなかった、という方が次の手として選んで下さるケースが殆どであるからです。
その様な患者様の治療にあたる際、
病院での診断や検査結果、治療への理解が深いと、より正確な病態把握ができ、より適切な治療を行えると考えています。
現時点で分かっているより信憑性の高い情報としての論文を読み込む際に、やはり基礎学習の知識は共通言語として必要ですね。
もちろん、必ずしも西洋医学的理論根拠が伴わないといけない、とは思いません。
まだまだ解明されていない事も沢山ありますし、まして人間の身体は理屈通りにコントロールできるものでもありませんしね…。
ですので、東洋医学的な病態把握のみで解決できる事もあるのでしょうね。
ですが、西洋医学的な知識は患者様との共通言語でもありますので、当院はそういう視点から学習を進めていきたいと思っております。