日々の診療の様子をお伝えします
バイオリンを始めて1年ほどで着用し始めた肩当て。
オーケストラを休んでいるこの間に、様々なフォーム改良を。
ということで、肩当てをせずに弾くことにしました。
楽器の角度が微妙に変わり、弓が定まりません。
ですが、運弓を改良している最中なので、
肩当てをはずすなら「今しかないでしょ!」
と、決断しました。
楽器が肩に直接乗ると、響きが体に伝わって、心地よい。
セロ弾きのゴーシュに出てくる動物達の気分ってこんなのかな、
な〜んて、考えてみたり。
来年のブラームス出たいなぁ。
新渡戸稲造の武士道はまぎれも無く私の座右の書のひとつであるが、武士道をもっと分かりやすく説いた本に出会う事が出来た。
「日本人の知らない武士道」アレキサンダーベネット著
日本の武士道に心酔し、その研究をライフワークにした著者が、武士道をいろいろな視点から、しかも現代社会の例を挙げて説いている。
新渡戸の武士道は、もともと外国向けに書かれた英文を、和訳したいわゆる逆輸入版であるが、上記の著書は外国の人が書いた日本語の武士道の本である。
武士道は、日本人に大きな影響を与え、日本のモラルの根幹ともいえる精神文化を形成して来たが、しかし日本人だからこそ当たり前のように考えもしなかった問題に、外国人の視点から光を当て、そしてその本質に迫ろうとする良著である。
私は剣道を20年以上やってきて、自分の成長に剣道の存在は欠かす事が出来ないものであった。その生い立ち無くして、今の自分はあり得ないし、私の自我が剣道からいかに大きな影響を受けたか、この書物を読むと本当によく理解できる。
今、私たちが取り組んでいる東洋医学は、東洋で二千年以上の歴史を持ち、東アジア固有の医学から世界の医学への道を辿り始めたばかりであるが、日本人であるからこそ当たり前のように考えてきた事は、外から見ると実は当たり前でもなんでもない。そして日本人固有の、というより日本人共有の思考や常識が崩れかけている今、同じ日本人に対してもまるで外国人に接するような詳細な分析と説明を必要としているだろう。
しかし、それがきちんとなされる事は、私たちの足元を見つめ直し、当然と考えて来た事の真偽を問い直す事につながるだろう。
東洋医学も、武士道よろしく、そういう篩(ふるい)にかけられなければならないと思う。
本日、46才の方のご懐妊がありました。
前の婦人科の診察では、β-hCGがあまり高くなかったのですが、
次の診察で見事に胎嚢を確認されました。
今までの妊娠の最高齢は45才でしたから、
最高齢を更新した事になります。
45才からの妊娠は本当に難しいと日々実感。
8月から使用開始した超音波治療の効果があったのか、
今の所分かりませんが、不妊治療は何と言っても妊娠が第一目標。
心よりお慶び申し上げます。
ですがこれから安定まで、まだ予断を許さない状況です。
染色体異常による流産は不可避としても、
それ以外の流産は、あらゆる手を尽くしても、
なんとか阻止したいと考えています。
超音波治療も、今の所良い結果も出始めました。
授精7個すべて胚盤胞、、、など。
1人でも多くの方のご懐妊を実現したいと思います。