最近の日記

HORAC グランフロント大阪クリニック見学記

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グランフロントのタワーの一つの1フロアの全て、1200坪を占める広大な施設。単科でもない、生殖医療だけでこのスペースはとてつもなく大きい。あらゆる所に贅沢な工夫が感じられる。診療終了後のお疲れの所、IVF Japan 理事長の森本義晴先生直々に、施設内を全て引率解説して下さった。
引率の間、ミトコンドリア、コヒーシン、チュブリン、フリーラジカルなどの話しが出て、生殖医療を行うための広範囲な知識の集積の必要性をひしひしと感じた。
「いつかコヒーシンの専門の先生をネットワークに招聘したい」とお話ししたら、「もうどんどん呼んで下さい、安くでいいですから〜」と、なんと嬉しいお言葉。素晴らしい医療連携(西洋と東洋)が始まる予感。
またここは統合医療部門があり、様々な代替補完医療を取り入れている。それらの中から、私たちも取り入れられる物は取り入れ、不妊患者さんの治療プログラムを再編成する必要があると感じた。
写真は、受付部分、クリーンルーム、ラボ内1コマ

不妊鍼灸講演のお知らせ

私中村の講演のお知らせ。
日時:平成27年10月11日(日)13時30分〜16時45分
会場:明治東洋医学院専門学校2階講堂
題 :不妊症について/不妊症の鍼灸治療
事前申し込み不要
大阪府鍼灸師会会員千円、非会員二千円、学生無料
基礎から最新の知見までをダイジェストするべく網羅します。
実演ではレーザーも使用します。
昨年度、北海道、岐阜、千葉、愛媛と講演してきましたが、それより更に新しい知見を盛り込み、最新の不妊鍼灸を考察します。
大きな組織となりつつある「不妊鍼灸ネットワーク」の会長として、ネットワークの粋を集めて、臨床鍼灸師では最高レベルの講義を展開したいと思います。
ご来聴お待ちしております。

ちなみに二千円払えば、鍼灸師でなくても受けられるかも。笑

不妊症例報告

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昨日は、不妊鍼灸ネットワーク研修会(平成27年度第1回 通算第10回)が名古屋でありました。

そこで当院に通院中の方の症例報告を行いました。

同じ誘発方法で20回採卵した方の、胚盤胞到達率の変化と、染色体異常率の変化が、鍼灸の治療とどのような関連があるかを、細胞生物学的な理論根拠と仮定を基に解説しました。2年間で、両方のデータが明らかに好転しており、不妊に悩む方に的確な治療を行う事の重要性を示唆しました。

また、男性不妊の治療についても、卵質の向上と根源的には似ている部分がある事を、細胞生物学的な観点からお話ししました。