鍼灸のこと、いろいろな病気のこと、院内の出来事などを綴ります(^^)(担当 分院長 洲脇)
こんにちは。湯浅です。
不妊治療患者さんの悩みの一つに“ご主人との温度差”が挙げられます。
生理が来るたびに母胎としてのタイムリミットを意識せざるを得ない女性と何も変わらない男性とでは温度差が生まれるのはしょうがない事ではありますが…。
もちろん、ご主人の方が積極的なご夫婦もおられますが、少数派ではないでしょうか。
ある漫画を紹介した記事でこの点について触れていました。
『それでも産みたい-40歳目前 体外受精を選びました-」
小林裕美子さんという方が描かれたものです。
・そもそも本当に子供が欲しいと思っているのか
・自然妊娠が難しければ、不妊治療に進むのか
・不妊治療ではどのステップまでためすのか
・不妊治療に使う金額の上限はどの位か
・それでも授からなければ、養子を迎えるという選択肢についてどう思うか
等、しっかり話し合っておく、ないしは話し合っていく事の大切さについて端的にまとめておられます。
不妊治療という時間制限付きゴールの見えない戦いの中で、この点をクリアーにしておくと心強いですね。
男性をその気にさせるのは、可愛い赤ちゃんの写真%凾フぼんやりしたイメージより、卵胞数の減少%剞ウ確な情報や数字に基づいた、第三者の客観的な意見の方が良い、という指摘には、なるほど…。
さっそく読んでみようと思います。
一口に温度差といっても、それぞれの悩みの内容や深刻さは千差万別、ご夫婦の数だけあるといっても過言ではありません。
少しでもその悩みに寄り添える様に、視野を広げていきたいと思います。
みなさん、こんにちは。湯浅です。
妊娠経験をされた方の多くの認識にある様に、妊娠という光の裏には流産という影が潜んでいます。
流産を正しく知る為に、『流産の医学』を繰り返し読んでいます。
この本には 著者自身の経験と綿密な調査に基づき、
流産という経験、科学と流産をめぐる感情、それに立ち向かう科学者の人となり…というものが描き出され、現時点での流産に関する事実が突きつけられるとも言えます。
特に流産経験者の、その喪失感というものの計り知れない深さ…
又、その喪失感を癒す為に多くの経験者が辿るプロセスについても伺い知る事が出来ます。
私にその方々の心の傷を癒す事など出来ません。
ですが 適切なタイミングで適切な情報をお伝えする事が、
経験された方にとって、少しでも早く自分の力で立ち上がり、次に向けての正しいスタートを切れるきっかけとなるなら…そう思います。
今日は名古屋で不妊鍼灸NWの今年度第1回研修会がありました。
今回は午前中に中村先生の免疫学講義があり、研修会前に「新しい免疫学入門」と言う本の必読が前提での講義でした。免疫は難しい上に登場する名前が多すぎて、中々理解を深めるのは苦労しました。講義を受けて少し理解が深まったかな?と思うと同時に、分かっていない部分も見えたので、帰ってまた勉強です。
免疫は不妊症だけでなく、色んな疾患に関わってきますので、これを理解しなければいけないとヒシヒシと感じました。
午後からはグループワークで、仮想患者さんの問診についてのディスカッションでした。何人かの先生で一つの事象を考える事で、自分一人では気付かなかった視点や思考に触れる事が出来ました。
これをする事で物事を多面的に捉える訓練になると思いました。
今回も内容はかなり濃かったですが、勉強になりました。研修後に行った懇親会では手羽先が出ました。濃かったですが、メチャクチャ美味しかったです(^^)