鍼灸のこと、いろいろな病気のこと、院内の出来事などを綴ります(^^)(担当 分院長 洲脇)
皆さん こんにちは。湯浅です。
当院には不妊、耳鼻科、整形、脱毛…等の様々な疾患を抱えた方が来院されます。
初診では 色々な角度から質問をさせて頂き 原因推測などをしていくのですが、どの疾患であれ共通に伺う項目として【ストレスの有無】があります。
ストレスが身体にとって良くない事を起こす…何と無く分かりますよね。
具体的に何が起こるのか、簡潔にいいますと…心身ストレスを受けると、自律神経系に影響を及ぼします。主に交感神経の過緊張を引き起こし、血管が収縮してしまいます。そして末梢組織が血流、栄養不足となり、それが様々な不調に繋がるのです。
(更に具体的に、これがどう不妊につながるか、どう対処するかという点は、なかむら総院長執筆の〔妊活情報サイト ninclub「妊活と鍼灸」〕をご覧くださいね)
【ストレス】というと、まずは対人関係におけるイライラなどを思い浮かべるのですが、
大辞林第3版には、@精神的緊張、心労、苦痛、寒冷、感染等ごく普通に見られる刺激(ストレッサー)が原因で引き起こされる生体機能の変化。一般には精神的、肉体的な負担となる刺激や状態をいう。(ABCと…続きますが省きます。)
とあります。
実は寒冷などの環境からの普通の刺激も、心身のうける負担と同じ様に身体の変化を起こしてしまうのですね。
もちろん、ここ最近の台風などによる悪天候や気圧の変化も大きなストレス源です!
精神的、肉体的な負担については、ある程度原因を突き止め、対処できる事もあります。
ですが、環境からのストレスはそもそもそれが原因になっている事にも気がつきませんし、であれば対処しようがありません。
気付いても気温や天気はどうにもできません。
こういう時は、朝目覚めて気分が乗らなくても、「まぁ天気悪いし しょうがない」と諦めると案外スッキリするのではないでしょうか。
また、これから段々と涼しくなってきますので、身体が寒冷のストレスを受けないように衣服などでの調節も大切ですね。
秋の気配がするこの季節、これからも秋雨や台風など環境から受けるストレスが私達にかかってきそうです。
出来る事、出来ない事を分かった上で上手くやり過ごしていきたいものですね。
皆さん、こんにちは。
この9月より草津栗東鍼灸院 分院長となりました 湯浅志保子です。どうぞ宜しくお願い致します。
ご挨拶につきましてはHPに記載致しましたので、ここでは省略させて頂きます。そちらをぜひご覧下さいませ。
さて、当院には不妊でお悩みので方が沢山来院されるのですが、世間でも 不妊治療に関して毎日の様にニュースが挙がりますね。
今朝目にしたのは、日本産科婦人科学会が昨日公表した統計〈体外受精において凍結保存を経て生まれた赤ちゃんが、全体外受精で生まれた赤ちゃんの約半数を占める〉(2016.9.16朝日新聞 デジタルより)
というものでした。
凍結保存(受精卵、卵子凍結保存も含む)については、自分の印象として今ではやって当たり前の様な感じがあったので、一瞬、敢えてニュースになる程の事なの?と思ったのですが、
体外受精が国内で本格的に始まったばかりの頃は 慎重論などもあり積極的に行われていなかった様ですね。
凍結保存は生命の「一時停止」である、という慎重論ですが、確かに、その視点も大切だなあと思います。
凍結保存技術のメリット、デメリットはさて置き 体外受精の技術ってほんとにまだ歴史が浅いんですよね。
国内ではじめての体外受精での出産例が1983年である様に、まだ30年程しか経っていません。そしてこの間 取り巻く環境や技術、知識などは目まぐるしく変化し続けています。
ちなみに、日本の凍結保存割合は世界的にも高いとありますので、凍結、融解技術のレベルも高いといえるのではないでしょうか。
不妊で悩み、来院される患者様に対しては
その変化にしっかりアンテナを立て、常に最先端で正確な情報を還元していかなくては、と改めて思いました。