No.5049の記事

網膜動脈分枝閉塞症

当院に通院されていてご懐妊に至った方が、久しぶりにお電話下さったと思えば、標記の病気を発症されたとのこと。

臨月に入って、急に眼が見えにくくなり、大学病院にて上記の診断を受けられた。調べて行くと、この疾患にはスーパーライザーが効果的とのことで、

「あれ?その機械、聞いた事あるな、、、なんだっけ?
 そうだ、鍼治療で受けていた。」

と思いだして来院。
(ネットで調べると、本疾患にSLを使用している眼科のなんと多い事に驚かされた)

他の血液検査、眼底及び脳の血流造影検査など一通り受けられ、原因不明との事。血圧も正常、妊娠状態もいたって良好。

(余談になるが、鍼灸が着床障害を免疫寛容で改善するとしたら、妊娠高血圧は有意に減少すると考えている、、、ので、それを聞いてほっとした次第)

そこで、スーパーライザーと(網膜血流量に有意な改善を某大学病院の眼科が証明した)鍼灸治療で、なんとか出産までこぎ着けたい。

医師は、妊娠中でもあり手を出せないとのたまったとの事なので、こりゃ私たちの出番でしょう!!

網膜が、出産時の急激な血圧変動に耐えられますように!
医師の検査結果と付き合わせながら治療をプログラムすることに。

WHOは白内障に鍼灸が有効としており、また当院では緑内障の眼圧の抑制例もあるので、全力をつくすべし。生まれてくる我が子をしっかりと見られるように!!