日々の診療の様子をお伝えします
本日はとても嬉しいことがありました。
41才のKさんという方のことです。
当院に来られるまでに、他の鍼灸院に1年半通院され、
なんと200万円も使われていました。
なかなか妊娠せず、打ちひしがれて鍼灸を中止して、
それでも思い直してもう一度鍼灸に頼ろうと、
そんな思いで、半年ぶりにその院に電話をされました。
するとこともあろうか、そっけなく断られたと、
来院時に話されました。
どうして断られるんだろう?
不可解です。
Kさんは、私が何か先生を怒らせるようなことをしたんだろうかと、
涙を浮かべるほどに思い詰めておられました。
そんな時、偶然にも
http://hari-9.com/lk3_6.preg_6.html
に書かれている、その院のスタッフさんが当院に来られたのです。
そのスタッフさんの話を聞いて、
その院が、彼女の再来を何故断ったのか、
ようやく理解できました。
私はKさんが悪いんじゃないから自分を責めないようにと説明し、
「私たちは出来るだけ早くご懐妊頂けるように全力を尽くします」
と改めて宣言しました。
結果、3ヶ月足らずでご懐妊に至りました。
その時のKさんの喜びのお顔は忘れられません。
しかし7週頃に電話で
「出血しているので治療を休ませて欲しい」
と連絡がありました。
私たちは、もはや祈るしかありませんでした。皆にメールで
「Kさん、なんとか無事を祈ります。
あの人をこれ以上苦しませるなら、神様はあまりに無慈悲です。
みんなで無事を祈りたいと思います。」
と送り、スタッフみんなで祈りました。
そうしたら、祈りが通じたのか、
今日電話で妊娠は維持できているとのご報告。
もう15週にもなります。
私は思わず「バンザイ百回です!」と興奮気味に叫んでいました。
こういうお知らせほど、嬉しいものはありません。
「私たちみんなが心配している」
「Kさんはそれを分かってくれて報告してくれた」
これが心の通い合いだと思います。
医療技術の根底にはその人の幸福を思い遣る心が大切だと思います。
その心を忘れた時、私達はこの職業を続ける資格は無いと思います。
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今日は、露木先生の特訓日。
当院はあらゆる分野で高度な鍼灸師になれるよう、
様々な研修を行っています。(写真はその時のもの)