日々の診療の様子をお伝えします
今日は、かねてより聴きたかった中島基嘉先生のリウマチの講義をようやく聴講出来た。12時前に滋賀の分院を飛び出して、高速をすっ飛ばして吹田まで。今まで、そして現在治療中のリウマチの患者さんの治療方針が正しいのかを確認したかったのと、新たな知見や現代医学的な情報を仕入れたかった。中島先生とは、今や飲み友達になっている。昔、勤務時代にリウマチ友の会に顔をだしたりして、患者さん方の生の声を聞いて、治療に励んだことを思い出す。その頃とは薬剤ががらっと変わっていて、現在の最新は抗体医薬(生物製剤)となっています。この薬剤の開発と製造の話しを読んでいますが、現代医科学のスゴさをまざまざと見せつけられます。しかし鍼灸は鍼灸で出来る事が沢山あり、その守備範囲をしっかりと認識して治療しなさいというお話でした。
続く講義は明治東洋医学院教員の梅本佳納榮先生。腎兪穴について。実は梅本先生とは5年前にライブハウスで一緒に踊った仲。あの時が懐かしいね、なんて少しばかりの昔話も。
校舎の4階から見た雲は、ちょっとへんてこりんでした。
「為達(なしたつ)会」発足のお知らせ
私たちの責務は、常に患者の利益を優先することですが、
それを真に追求する事は、たやすい事ではありません。
贅沢したい、見栄を張りたい、などという欲求が高じれば、
商業主義優先に走ってしまいます。
また患者さんの前だけ良い顔をするのではなく、
誰も見ていない所で、どれほどストイックに勉強、研究出来るか、
その姿勢をどこまで追求できているか、自問自答を繰り返します。
科学的な見方を持ち、本当に効果を出せているのか追求し、
水鳥の足のように、見えない所で水を掻き続ける。
それがもっとも困難ないばらの道であり、
しかしそれが自らの生活で習慣化した時に、
もっとも強固な礎となる事を、私は身を以て証明して来ました。
鍼灸院のような小規模の事業では、お金がかかる経営戦略やマーケティング論はなじみません。
サブビジネスなどやる暇があれば、目の前の患者さんを研究すべき。
それがお金を払って頂く患者さんへの誠実というものです。
人のライフサイクルに直接大きく関わる不妊という問題では、
常に効果を検証し臨床の質を上げる事、その為に努力を惜しまない事が、最大の責務です。
当院において極めて厳しい修行をくぐり抜け、そういった意識を強く持った3人と共に、
「為達会(なしたつかい)」を発足させます。
「為事達無心(事を為して無心に達する)」
事(厳しい修行)を為し遂げて、私利私欲を捨て、患者さんを思う心の他は無心に達する
患者さんのためには清貧に甘んじる事をいとわない、その境地を体得した3人です。
逆に、そういう清らかな心の臨床家には、自然と患者さんが集まります。
それが真の発展と言えるでしょう。
私も含めて、人格の陶冶はまだまだ必要ですが、医療を生業とする者の心構えはピカイチの3人です。
私はこの3人と巡り会えて良かった。
そしてこの3人を育てられた事に喜びを感じ、
良い鍼灸師に育った彼女達を誇りに思います。
今後は4人目、5人目の出現を期待します。
広告宣伝で美辞麗句を並べ立てたり、
虚飾なホームページでうさんくさい事やウソの数字を書いたり、
私たちはそういうものとは一線を画し、
「為達」の名に恥じない姿勢を貫く事を、3名の仲間と共に、ここに誓います。
純はりきゅう院 篠田純子
http://w01.tp1.jp/~a199398623/
はる鍼灸治療院 田邊美晴
http://haruharikyu.com/
草津栗東鍼灸院 露木藍
http://hari-9.com/shiga/index.html