診療日誌
日々の診療の様子をお伝えします
診療日記
GWまっただ中
巷はGWとかで連休ですね。
当院は今日と明日は診療です。
４連休なんて取ったら、治療すべきときに出来ない人が多すぎて、
それはよくない事が起こるからです。
例えば、連休前後に胚移植する人。
その人達に「この時に！」治療しないなんて考えられません。
誤差は、せいぜい２日と見ています。
それは高度生殖医療を受けている方ばかりのためではありません。
他の疾患においても、治療を１週飛ばす事により、
何かしらの不都合が生じたり、患者様が不安になったり、
そういうことは往々にして起こりえます。
実際に、今日も朝８時ころから今の時間まで予約はすべて詰まり、
お昼休憩もありませんでした。
明日は遅くとも夕方には終わらせて頂きますが、
そこまでは休憩無しの予約状況です。
治療計画をしっかり立てるということは、
その計画に責任をもつということであると思います。
そして今日は、ある患者さんが卒業されました。
妊娠１２週。
流産防止を他の院で断られた方です。
他の不妊に力を入れている院に問い合わせると、
「急に言われても、何かあったら文句を言われるので」
と断られたそうです。
流産を予防するために、
どういった方法が効果的であり、
どういった方法が危険であるのか、
しっかりと認識できて、それを裏付けるデータがあれば、
自信を持って治療できるはずです。
信頼関係は、来院されてからつくりあげるもの。
きちんとしたデータ、それに基づいた説明と同意、
そして人と人とを結ぶのは正しさと優しさ。
当院に在籍する鍼灸師達に教えるのに、
実はこの２つがもっとも大切なことなのかもしれません。
流産率の低下について
今まで当院の鍼灸治療を受療しながらご懐妊された方々が、
その後どのような経過をたどられたかを調べました。
そうすると、流産率は通常の妊娠に比し、
有意に低い事が分かりました。
詳細は
http://hari-9.com/lk3_6.preg.html
にて。
ところで鍼灸治療で流産率が低下するのはなぜなんでしょう？
これはどうしても免疫の勉強をし直さないといけません。
細胞生物学を学んだ後に途中でくじけた免疫学。
リトライします。
今度はくじけないぞ！！
（写真は「エッセンシャル細胞生物学（The cell縮刷版）」と「免疫学イラストレイティッド」両方共めっちゃ分厚いし！！）
断固とした決意
皆様方、こんばんは。
大変ご無沙汰致しております。
年が明けて、もう半月以上も経って、
今さら「おめでとう」もないですよね。
でも「本年もどうぞ宜しくお願い致します」
ブログも、なかなか更新する時間が無くてすみません。
朝９時から診療を開始して、終わるのがたいてい１０時頃。
昼ご飯抜きもしばしば、、、。
医療機関２か所と自院を走り回り、
やはり少しの時間を休憩したいと思うので、
こまめにブログを更新するなんてとても無理です。
m(_ _)m
でも今年は、またいろいろな計画を立てて、
少しでも皆様がたのお力になれるように精進していきます。
しかし年頭に当たり、ここに申し上げたい事を書きます。
私がもっとも大切にしている事、
それは「自らの良心に恥じない」事です。
様々な状況において、
「皆様と向き合ったとき」
（常に最速、最短の通院を目指します）
「ホームページ上で」
（美辞麗句、人寄せ文句、ウソ、やらせ、パクリを書いたりしません）
「講演の時に」
（カルテをしっかり見せて（もちろん個人情報は完全に隠します）、他の鍼灸師からみても、高いレベルの治療を誇ります。特に婦人科の講演回数、聴講者動員数は国内有数を誇ります）
「従業員の教育において」
（常に厳しいレベルアップを要求します）
私や当院の他の鍼灸師達は、絶対にうそいつわり無く、
常に心は晴れ渡る青空のようにありたいと願っています。
自分の良心に恥じるくらいなら、仕事を変えます。
今までもそうしてきましたが、今後もそれほどの決意をもって、
心に曇り無く、皆様のお役に立ちたいと思います。
皆様方がどうぞ良い方向に向かわれますように、祈念します。