日々の診療の様子をお伝えします
少し前の事になるが、当院に妊活友達グループが次々と7人お越しになった。年齢は30代後半が殆どだったが40代もお一人おられた。
中には、当院に来院されるまでに採卵を十数回されて、一度も胚盤胞を得られず、鍼灸を開始してから胚盤胞を4個貯めて移植、妊娠された方もあった。
このように順次、妊娠され安定期を迎えて卒業されたのだが、お一人だけなかなか卒業出来ないで、時間ばかりが経過していた。
が、とうとうこの日がやってきた。
ようやく取れた胚盤胞で妊娠、12週の安定を迎え、卒業された。
グループの中で、オフ会を設定したりされ、気遣いの上手な方だっただけに、この人が残されるのは、私としても本当につらかった。
7人全員の卒業は、とても円満。
本当に良かった。
当院グループでは、年間約70人の妊娠がある。
一人一人のエピソードを書き出すときりがないので、通常は書かないのだが、今回ばかりは本当にその人の頑張りに賛辞を贈りつつ、当院を信頼して最後まで続けて下さった事に感謝を贈りつつ、ブログにしたためる事にした。
本当におめでとうございます。
この後も、何事も無く順調に進まれる事を願って止みません。
当院に来院の方が先週行って来られたとかで、
私も、7/26(日)早朝、滋賀分院診療開始前、
7時の開園同時に入り、1時間の気分転換。
早朝の清々しさも、たったい1時間で汗ばむ気温に。
蓮以外にも沢山の花々が咲き乱れて、
また訪れたいと思う植物園です。
グランフロントのタワーの一つの1フロアの全て、1200坪を占める広大な施設。単科でもない、生殖医療だけでこのスペースはとてつもなく大きい。あらゆる所に贅沢な工夫が感じられる。診療終了後のお疲れの所、IVF Japan 理事長の森本義晴先生直々に、施設内を全て引率解説して下さった。
引率の間、ミトコンドリア、コヒーシン、チュブリン、フリーラジカルなどの話しが出て、生殖医療を行うための広範囲な知識の集積の必要性をひしひしと感じた。
「いつかコヒーシンの専門の先生をネットワークに招聘したい」とお話ししたら、「もうどんどん呼んで下さい、安くでいいですから〜」と、なんと嬉しいお言葉。素晴らしい医療連携(西洋と東洋)が始まる予感。
またここは統合医療部門があり、様々な代替補完医療を取り入れている。それらの中から、私たちも取り入れられる物は取り入れ、不妊患者さんの治療プログラムを再編成する必要があると感じた。
写真は、受付部分、クリーンルーム、ラボ内1コマ
私中村の講演のお知らせ。
日時:平成27年10月11日(日)13時30分〜16時45分
会場:明治東洋医学院専門学校2階講堂
題 :不妊症について/不妊症の鍼灸治療
事前申し込み不要
大阪府鍼灸師会会員千円、非会員二千円、学生無料
基礎から最新の知見までをダイジェストするべく網羅します。
実演ではレーザーも使用します。
昨年度、北海道、岐阜、千葉、愛媛と講演してきましたが、それより更に新しい知見を盛り込み、最新の不妊鍼灸を考察します。
大きな組織となりつつある「不妊鍼灸ネットワーク」の会長として、ネットワークの粋を集めて、臨床鍼灸師では最高レベルの講義を展開したいと思います。
ご来聴お待ちしております。
ちなみに二千円払えば、鍼灸師でなくても受けられるかも。笑