日々の診療の様子をお伝えします
3月31日(日)は不妊鍼灸の聖地とも言うべき名古屋の明生鍼灸院で、不妊鍼灸ネットワーク第3回研修会が行われました。
日本一とは何を持ってそういうのか。
今から遡る事約20年も前から、つまり体外授精が国内で始まって間もなくの頃、鍼灸の有効性を証明すべく様々な研究を繰り返し、学会報告を行ってこられた、その先見の明と姿勢には他の追随を許さないほどの実績をお持ちです。
そして年間100人を越す妊娠例をお持ちであり、その数もおそらく日本一であろうと推察されます。
当日は、院長の鈴木裕明先生と、分院長の木津正義先生が講義と実技を約4時間も担当して下さいました。
明生鍼灸院の実際を包み隠さずご披露下さいました。先生方の熱い想い、良質の不妊鍼灸の普及にかける意気込みがひしひしと伝わってくる素晴らしい内容でした。
それに加えて、横浜の小井土善彦先生は妊婦さんの腰痛について、東京の徐大兼先生は妊娠までの期間とBMIの関連性について、それぞれ学会発表レベルでご講義頂きました。
参加者全員が当研修会が不妊鍼灸に特化した研修会としては国内唯一且つ最高レベルである事を感じられたと思います。
会員数も徐々に増え、北海道から鹿児島まで計16人が集まり、非常に活気溢れる研修会となりました。
次回は5月12日、福島県で開催されます。
年に数回しか書かないこのブログ。
ただのつぶやきと化しています。
今年も本当にいろいろな事がありました。
患者さんの数は、一昨年から昨年にかけて横ばいだったのですが、
今年は本当にたくさんの方々が来院されました。
春に草津の分院を作り、私中村はそちらに行く日ができて、
第二針療所にいる日が減ったにも関わらず、
かつて無いほどの来院者数でした。
なかむら、うずまさ、草津の3つを合わせると、
今年の来院者数は、述べ約千人増えた事になります。
分院の開設以外では10月以降がとてつもなく多忙でした。
草津栗東分院の方も、それなりに成果が出始めています。
クリスマス週だけで4人もご懐妊があり、
分院の初めての年末をとても良い形で終える事が出来ました。
年明けには、治療室2つを床暖房に改造します。
また先日は、醍醐渡辺クリニックの渡邉浩彦院長と、
3時間以上にわたり、久しぶりに懇談する事が出来ました。
昨今の産科、婦人科の諸問題についてお話頂きました。
また、当院と両方に通院されてご懐妊に至った方や残念だった方の集計をお見せしました。
(これは後ほど、「なかむら第二針療所における婦人科治療」http://hari-9.com/lk3_6.preg.htmlにアップします)
さらには、日頃感じる様々な疑問で渡邉先生を質問攻めにしてしまいました。
でも、いつも丁寧に気さくに答えて下さるので、大変ありがたい事です。
その上、私が会長を務める「不妊鍼灸ネットワーク」の相談役就任をご快諾頂きました。
美味しいお料理と共に非常に有意義な時間を持つ事が出来ました。
さてその翌日は、、、歯医者さんと懇親です。
http://kd-hanarabi.com/
金谷デンタルクリニックの金谷昌幸先生。
この先生は、東洋医学に深い!深すぎる!というほど造詣が深く、
歯科と東洋医学の接点が如何に大切かを教えて下さいました。
偏頭痛や首のコリに留まらず、いろいろな症状が、
どうしてもなかなか取れきれない時に、
歯列をみる事の重要性を教えて下さいました。
当院でも顎関節症の方が時折来院されますが、
歯科に関係する可能性がある場合、
この先生と連携して行こうと考えています。
今は、大阪で開業されていますが、
来年は京都に引っ越されるらしいので、
有意義な連携が、患者様の健康回復の一助になれば、
そう願って止みません。
今日の大晦日は、先日からぎっくり腰で来られている方の治療。
この方(30代男性)は、以前当院にお越しになってから、
うちの家の事も相談に乗って下さったりしています。
今日は、痛みが半減していたとのことで、
これならなんとかお正月を迎えられそうでほっ。
お母様から、
「大晦日にも診て下さるんなら」
とジャズのCDをプレゼントして下さり、
またハイアットリージェンシーのコーヒーを下さり、
笑顔笑顔の仕事納めとなりました。
お正月はのんびり、、、と行きたい所ですが、
今年の方々のカルテに目を通して、
様々な角度から検証をして、
来年、さらに効果的な治療をご提供できるように、
そんなお休みになりそうです。
あと、バイオリンをいっぱい弾きたいですね。
では皆様、良いお年をお迎え下さいませ。