日常よしなし事

今週の新患さんと旧患さん

今週は、開業以来初となる一日の新患さんが5人の日がありました。そして、今週一週間を見ても、新患さんが12人です。

当院サイトのトップページに私のスピーチがリンクされたせいかと思いきや、不妊症の新患さん(今週は2人、来週は2人がご予約)が多いわけではありません。

また新患さんではないですが、70代の奥様が8年ぶりにご来院。
当時、当院は今の場所ではなかったので、迷わずお越し頂けるか、多少の不安がありましたが、

「そんなん移転のお知らせ(7年以上前のもの)はちゃんと取ってあったし、間違えへんよ〜」

と言って下さいました。

「前は、ほんまに足首がぐらぐらしていたのを治してくれはったし、今回は膝で来ました〜」

との事。

ですが、さすがに70才代の膝は、あまりよくありません。
鵞足炎と半月板損傷の兆候が出ています。
まだ初期なので、治療はもちろんの事、
筋トレとストレッチの方法をお教えしました。
前のように、早く良くなって頂きたいです。

また独身時代に非定型顔面痛で来院されていた方が、転居ご結婚され、次は赤ちゃんが欲しいと予約の電話がありました。

25年も仕事をしていると、懐かしい方が来られるのがすごく嬉しいです。

主臣佐使と官能基と鍼灸

漢方薬は、その処方を構成する生薬にそれぞれ役割が与えられていて、主薬、臣薬、佐薬、使薬というように、例えば、働きの主になるもの、それを助けるもの、調和したり抑制したりするもの、誘導するもの、といった働きがある。

かたや有機物には、基本骨格に付く官能基によって働きが千変万化する。例えば、カルボニル基とヒドロキシ基のどちらが付くかによって、その性質は全く異なる。-COOHか-OHかによって。しかもエストロゲンに見られるように、同種の官能基が1つか2つか3つかによって、それは働きの強さを変えるのではなく、働き方自体を変えてしまう。これは不思議な現象である。例えば、モル凝固点降下や沸点上昇などでは、イオン価によって、その強さが変わるだけなのに、有機物では異なる反応を起こしてしまう。

これら学習の影響を強く受けた当院の治療は、それらに酷似した手法を採用している。基本配穴があり、その一部(主薬、官能基に相当する)を変化させる事により、配穴全体の意味を変えてしまう。それにより例えば婦人科では、生理痛、生理不順、無月経、卵質向上、内膜養生、卵胞数増加、などに対して効果を得ることができる。

その論理は、古典鍼灸でも現代鍼灸でもない、いわば普遍的な考え方に基づいていると思っている。

それを日曜日の大阪で解説したい。

大阪研修会

大阪のガイア針灸室で、13日の日曜日に研修会を開催します。
ガイアの堀口先生がスーパーライザーを購入されるので、
私中村が、その使用法をレクチャしに行きます。

参加者は、不妊鍼灸ネットワーク加盟鍼灸院の先生方、計6人。
その治療の詳細は、ビデオに撮られ、
そしてネットワーク会員が自由に閲覧できるようになります。
でも上手く撮れるかな、それが心配。

スーパーライザーの使用を開始して約20年、
不妊症はもとより、どういった疾患にどのように使用するのか、
最大限に効果を出すには、どうすれば良いのか、
皆で共有したいと思います。

当院の治療が、リアルに撮影され、全国に拡散します。
しっかりデモンストレーションしたいと思います。
出来る部分は、またユーチューブにアップできたらいいなと。