日常よしなし事

約百人になりました。

3月21日に京都で開催される「不妊鍼灸ネットワーク平成26年度第3回研修会 併催 第1回公開講座」は、全国から真剣に不妊を学びたい鍼灸師約百人が集います。ここでは、科学的な根拠を備えた治療が着床率や良質の卵子形成にどのように寄与しうるか、理論と実践、そして実績を学びます。東洋医学の曖昧性を可能な限り排除し、的確に効果を出すために、実際に骨盤内血流を増加させることを証明した手技など、国内の不妊治療の最高峰といえる講義が展開されます。講義プログラムは1、2、3と段階的に組まれ、全てを受講したら、広く深く学ぶ事ができるシステムを取りました。「不妊」というひとつの状態を学ぶために、これほど多くの鍼灸師が全国から集まるのは例を見ないでしょう。

昨日から第二次募集(抽選)が始まりました。はや申し込みが入り始めました。日本中に根拠と実績を備えた治療を広めて行く事が、不妊鍼灸ネットワークの目的のひとつです。逆に、不妊を扱っていながら、こういった勉強をしないのもどうかと思います。おそらく個人で考えられる範疇を遥かに越えた深く広い学習が待っているはずです。

プログラム
09時00分 開場

09時15分 開始 会長挨拶 中村一徳

09時20分 講演@ 婦人科・不妊症の基礎講義
      学術部長 木津正義

10時55分 講演A > 不妊症に対する基本治療
      倫理委員長兼関東ブロック長 秋森徹二

12時30分 ランチョン20分
     近赤外線治療器(低出力レーザー)の解説 東京医研

会場移動5分

13時10分 症例@15分 大阪府 堀口正剛 演者交代5分

13時30分 症例A15分 東京都 神薗克也 演者交代5分

13時50分 講演B 世界の不妊と鍼灸の現状
明治国際医療大学 助教 田口玲奈先生

15時30分 講演C 骨盤内に影響を及ぼす鍼灸治療
明治東洋医学院 教員 本城久司先生

17時30分 閉会挨拶 本会名誉会員 鈴木裕明

あとの懇親会も楽しみです。

名前の妙

滋賀分院に、今、同じ名字の人が4人(Sさん)通院されている。しかもそのうちお二人は同姓同名。(字は違うが、、、)
すると電話がややこしい。
下の名前を聞いても分からない。
そこで、お一人にお願いした。
「電話頂くときは、難しい漢字のSです」って言ってもらえませんか?
すると本日「難しい方のSです」と電話。
覚えて下さっていた。よかった。

前に当院に一日で「中村」さんが6人お越しになった日があった。私を入れると、その日だけで7人も中村さんがいた事になる。しかもこの6人は、まったく知り合いではない。しかもまた同姓同名も一組あり(字は違うが、、、)。

さてもうひとつ不思議な事が。
あるAさんという名字の女性がお二人通院されていた。そんな事はよくある事なのだが、お二人とも同じ頃に結婚されたのだが、なんとお二人ともKさんになられた。つまり結婚前だけじゃなく、結婚後も同じ名字になったという不思議なお話。しかもそれほどありふれた名字ではなかったのだった。前世は双子か?笑

さて、さらに不思議な事。
以前当院に通院中に1人目を授かり、2人目が欲しいとお越しになったKさん。実はご主人と同姓同名同字。
どこで書類を書いても、夫婦が同じ名前だと、
「なんで、同じ名前を書くんですか?」言われるらしい。
でも、こうなることは分かってたでしょうに。苦笑
あと、、、互いに名前を呼び合うときって、、、。
想像すると結構面白い。あ、ごめんなさい。笑

最後に、以前お越しになっていた方。
名字(漢字)と名前(平かな)が同じ奥様。ていうか、結婚したらそうなるのはわかってたでしょ?書類に署名すると大抵、
「あ、ふりがなはそこに書くんじゃないんですよ」と言われる。笑

いやあ、名前って本当に面白いですね、不思議ですね。

不妊鍼灸ネットワーク公開講座

私が会長を務める「不妊鍼灸ネットワーク」の公開講座が3月21日に京都で開催されます。第一次募集が本日締め切られ、北海道から沖縄まで、不妊鍼灸を真摯に学ぼうとする鍼灸師約80名が集います。第二次募集で更に集まると思いますので、100人くらいになるでしょうか。

当院では、年間妊娠数80以上、複数回検査を行った4人全員のAMHの上昇、H24〜26の全胚盤胞移植159例の着床率60%を実現しておりますが、このような夢のような事実は、会長の名において、正確性を保障出来ます。どうしてそうなるのかも、来院の方にはきちんと科学的に説明させて頂いています。個人でうさんくさいデータを出したり、実際に虚偽のデータをアップしているところもありますが、公益社団法人の学術部長や臨床研修講師を務め、ネットワークの会長を務め、さらに30回以上の招待講演で、理論と手法を公にしている以上、そういったデータは極めて厳格に算出しています。さて、その手法、理論根拠、そういった高度な内容を全国に普及伝搬することで、3月の公開講座では日本中の不妊鍼灸を、本会の名だたる鍼灸院と共に牽引して参りたいと思います。

きちんと学ぶことで、玉石混淆の不妊鍼灸に一石を投じ、より効果的な婦人科鍼灸のスタンダードを作りたいと考えています。

今日は、43才の自然妊娠がありました。鍼灸開始から3ヶ月。当院での自然妊娠、人工授精妊娠のピークを迎えるのが通院開始から3、4ヶ月なので、モードに入って頂けました。○○さんとお呼びしたところ、えらくニタニタと治療室に近付き、ピースサイン。本当に嬉しそうでした。そういう時の笑顔って、結構こちらの心に残りますね。今年も皆さんに良い笑顔の時が訪れますように。