Disease
各疾患の説明

当院不妊鍼灸の妊娠実績(どこよりも結果をオープンに)

不妊治療においては、当院では医学的根拠及び実績から導かれるデータを基に、再現性の高い治療法を採用します。来院されたら、さまざまなデータでご説明します。

当院の治療の柱の1つは卵子の質を向上させることにあります。そして鍼灸治療開始後に自然妊娠される方の平均は通院4ヶ月であり、それは医学的根拠を持った卵子の成長期間と一致します。つまり鍼灸が最大の効果を発揮するには卵子の成長と同じだけの期間が必要となると考えられるのです。

2022年12月末までに来院された方々のデータを下記にお示ししますが、来院者数の中には少数回で来院されなくなった方も含まれます。きちんとした通院間隔で4か月以上の治療を継続された方に占める妊娠の割合は更に高くなります。

総院長中村が創始者である一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)は、今やたくさんの医師からも高い評価を受け、いくつもの医療施設から、たくさんの患者様が紹介されています。
また総院長中村他は、生殖医療機関でも鍼灸外来を担当しており、医師、胚培養士らと共同して妊娠への治療を行っています。詳細はぜひとも http://hari-9.com/gynaecology/ を御覧ください。

不妊総新患数315人(2022年12月末の間の初診)
自然妊娠数 51人
人工授精妊娠数 22人
体外授精妊娠数 144人
以上、総妊娠数 217人

※上記の中で健常児出産に至った最高齢は、体外授精で44才9ヶ月妊娠(45才6ヶ月出産/妊娠判定陽性までの通院期間11ヶ月間)です。
※上記のうち一定割合で流産が起こっていますが、それは年齢などの条件が大きく左右します。しかし、鍼灸による流産の抑止に関しては、それなりの理論根拠がありますので、妊娠判定陽性後の治療説明を必ずお受け下さい。妊娠はゴールではありません。出産こそゴールです。そして子育てのスタートです。是非ともそこまで進んで下さい。
※上記は総妊娠数です。少数ではありますが、流産後の妊娠希望や二人目不妊の場合も含まれています。
※総院長中村は平成16年の産婦人科の鍼灸外来担当以来、不妊鍼灸を研究しており、本院分院そして、平成30年から中村他当院鍼灸師が不妊鍼灸を担当している病院での妊娠数をあわせると、800人をはるかに超えています。

当院の不妊鍼灸の概略(医学界から評価を受けた理論根拠)

当院では京都「なかむら第二針療所」と同等、そして2022年3月には日本中の鍼灸院に先駆けて、最新式レーザーを配備しました。総院長中村は、婦人科領域では一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)会長(2023年より相談役)として、不妊鍼灸を国内多くの生殖専門医から評価されるレベルに引き上げました。また中村は、各種医学会(日本IVF学会、日本生殖医学会、日本レーザーリプロダクション学会など)より招かれ、沢山の医師を前に何度も講演や実技を行っているレベルであり、そのノウハウは全国的に広がりを見せています。また中村が開発した、鍼灸レーザーによって卵子の質を上げる「育卵鍼灸」は、その有効性や検証方法が高い評価を受け、とうとう令和元年に、医師向け医学書「高齢不妊診療ハンドブック」に掲載されるに至りました。当院ではそのオリジナルを直接お受けいただくことができます。

さて鍼灸は現代医学的に次の三つの効果を目的として行われます。
そしてそれを最大限に高める技術が必要です。

1.自律神経の調整

これは体をリラックス状態にすることで、自然治癒力を高めたり、本来の生理機能を発揮できる状態にします。鍼灸だけでは効果にばらつきがあるので、確実な効果を期待して低出力レーザーを使用します。これで交感神経を抑制し、毛細血管を拡張しやすくします。

2.卵巣と子宮の局所血流の改善

鍼をするとその付近では毛細血管が拡張しやすくなりますが、それが深部(この場合は卵巣や子宮)の血流を改善するには、体制自律神経反射に対応した手技が必要です。さらに最新式レーザーがそれを増幅します。

3.免疫機能の調整

免疫は非常に複雑なシステムを持っていて、科学的な解明もまだまだ進んでいませんが、例えばレーザー使用が免疫機能の調整に効果を及ぼすことが証明されています。

これらの手技を確実に行うことにより、大きく2つの効果を実現します。

A.卵質の改善(体外受精において胚盤胞へ導く)、B.着床障害の抑制(胚移植時の子宮に寛容を)

です。

A、Bの二つの効果を分かりやすく説明するなら、「体外授精などで、胚盤胞まで育つように卵子の質を上げる事」「免疫の過剰反応による着床障害を抑制する事」です。最初に掲げた鍼灸の三つの作用をこの二つに集約させることが最大の目的です。鍼灸院にすでに行かれている場合は、こういった効果がきちんと出せる方法を採用しているか、が根拠ある不妊鍼灸の判断の目安だと思います。当院のやり方を見様見真似で真似ているだけの鍼灸院にご注意ください。
当院では、この二つの効果(胚盤胞到達率と胚盤胞移植時の着床率)を京都大学医学研究科の方にデータの検定、検証をお願いし、二つ共に両側t検定で「p<0.05」の有意差を認めていただきました。

例えば妊娠を希望して来られる方々のうち過去に体外受精不成功で来院された方が、本院(なかむら第二針療所)も含めると数百人おられます。 下のグラフとデータは、そういう比較的妊活歴の長い方々のうち、過去の採卵成績が明確な方65人の成績です。青い棒が鍼灸開始前、赤い棒が鍼灸開始後に、1回の採卵で得られた胚盤胞の平均数です。
年齢によって効果に差が生じていますが、明らかに採卵成績が向上しています。結果として過去に平均3回以上採卵された方々65人中42人が鍼灸開始後に妊娠に至りました。当院のデータは、医師の書物にも複数掲載されるほどの客観性を備えています。

また胚盤胞を移植した際の着床率の上昇は、目に見えて示せるデータとして貴重です。不妊治療にレーザーを使用するのは、有名な不妊医療機関でも推奨されていますが、当院では平成16年からいち早く取り入れており、最新の治療では胚盤胞の着床率は65%以上(50例以上)となりましたが、近年は更に有効性の高い検証をしています。
それは近年普及してきた染色体胚異数性検査(PGT-A)で正常となった胚盤胞移植での妊娠率です。

当院では47人中38人(80%)が妊娠(胎嚢確認)(R3,12末)されました。この理論根拠は、日本中の産婦人科医が読む「産科と婦人科」(令和2年11月号)に鍼灸師として初めて論考が掲載されました。まだ母数は少ないですが、通常65〜70%程度 と言われる染色体正常胚の妊娠率(ERA検査なし)を、予想通り上回っています。この実績より京都本院を含めると関西一円から着床障害と思しき方が来院されます。
今後もこのデータの推移を見守っていきたいと思います。
※鍼、レーザーを使う、ただ真似ただけの治療がまかり通っています。ご注意ください。

C.自然妊娠、人工授精妊娠にも効果!

さてこのような卵子の質の向上と、着床率の向上は、そのまま自然妊娠や人工授精妊娠へのアシスト効果を持ちます。それが高度生殖医療に頼らない妊娠を助けます。来院の方にはそのデータも見ていただきます。これらの効果をもって、一人一人に細やかに治療を組み立て、沢山の方にご懐妊頂きましたが、今後もさらに治療に改良を重ね、難しい方のご懐妊をも実現できるように研究を重ねてまいります。

そして当院が他の鍼灸院とまったく異なるところは、一般社団法人JISRAM前会長で総院長の中村は、これら鍼治療の作用機序(なぜ効くのか)とデータ(どのように効くのか)を、様々な観点(免疫学、細胞生物学、組織学など)から、生殖専門医らに学会(日本IVF学会、レーザーリプロダクション学会など)で講演や発表を行い、高い評価を受けていることです。
当院での鍼灸不妊治療を、どうぞご安心の上お受けください。

D, 総合的にも高いレベルを目指しています

また不妊症の方々は、それ以外にも様々な苦痛をもっておられる場合があります。当院は不妊専門ではありませんが、 各領域で極めて高い専門性を維持できるように務めています。真にストレスを取り除くなら、そういった部分も ケアできる実力が必要だと考えています。あちこちの不妊専門と思われる鍼灸院から当院や本院に転院された方が300人に及びます。 そういった方々は他の苦痛がそのままになっています。それでストレスが減るでしょうか。当院では、総合的でありながら、様々な領域で高いレベルの治療を目指します。
その他、婦人科領域では、生理痛、月経過多、生理不順などで多くの患者さんを治療してきた 「なかむら第二針療所」のノウハウをそのまま導入しています。

<お願い>
通院終了後、あまり間隔を開けずに採卵または胚移植されたり、タイミングや人工授精でご懐妊に至った場合、 お知らせ下さると幸甚に存じます。(メールでも結構です)
お一人の方が通院され妊娠に至るのに何回くらいの治療が必要か、また来院者のうち何割くらいが妊娠に至るのか考えて頂き、途方もない妊娠数、妊娠率を掲げている院にご注意下さい。


女性 40代前半

卵巣切除後、痛みが頑固に残った例
もともと生理痛がひどい方であり、ロキソニンを常用していたが、内膜症で卵巣が腫れ始めていることがわかった。腫瘍マーカーが陽性となり、急遽右卵巣を腹腔鏡手術で切除することになった。術後4カ月間は痛みなく経過したが、その後痛みが再燃。婦人科では問題ないと言われたが、右下腹部~季肋部及び鼠径部に痛みが常在するようになった。 起きていると痛みが強く、寝ているとましになる。この状態が4カ月以上続くとの事で来院。
今までに同様の経過を持つ方を何人も治療して、著効を得ていたので、同様の方法を採った。 治療5回で長時間の立位も違和感位にまで緩和され、8回の治療で完治をみた。その後、この方は他の痛みで来院されていたが、本症に関して再発は無かった。
この場合、綿密な問診と、諸種の徒手検査で深部の筋群のヒキツレ(スパズム)や 手術による筋肉や筋膜の癒着なども視野にいれた治療が、今までに何人もの辛さを和らげてきた。 なお、それらのうち、他にも3人がその後に他の訴えで来院されたが、誰も再発を見ていないのは、 特記すべきことであろう。

体外授精直前の人工授精でご懐妊
初診当初は、背中の痛みのために来院。(運動器疾患の項、*印を参照)その治療と並行して不妊治療を行う。2年2カ月前にご結婚、その数ヶ月後より妊娠を希望され、すぐにご懐妊となったが、10週で流産されていた。その後、クロミド服用しつつタイミングを取られていたが、約1年半にわたり、なかなかご懐妊に至らず。大阪の有名な高度不妊医療施設に通院され、体外受精に進む決心をされたが、その前の周期の人工授精で見事にご懐妊。その時にカバサールを服用されており、妊娠して服用をどうしたら良いのかわからず、その施設に何度も何度も電話されたが、年末年始のせいで緊急時対応回線もまったく応答がなかった。と、その話を聞いた夜に、当院の提携している醍醐渡辺クリニック院長の渡邉医師とお会いする事になっていたので、すぐに指示を受けて服用を中止していただいた。こんな経過で流産の危険性を回避することができた。 その後、この方は逆子で来院。それも治られて、無事経膣分娩で女児をご出産された。


女性 30代後半

女性 30代後半

絨毛膜下血腫の流産の予防
32才時に「ちばレディースクリニック」の鍼灸不妊外来へ通院されており、2周期目でご懐妊、ご出産されていた。二人目を希望され、平成23年同外来へ来られ、この時もご懐妊されたが、 通院終了後、18週で死産となった。この時期ならば、染色体異常の可能性が高いと推察されるが、 診断は絨毛膜下血腫であった。そして次の妊娠に向け、オープン1年目の当院に捲土重来を期して来院された。この頃流産について集中的に勉強しており、その中で免疫寛容と胎盤の血管新生の関連に着目していた。そこで、この方の死産の診断結果(絨毛膜下血腫)は、正しい治療をすれば抑止できる可能性があることを理論的に説明できるので、その方法を取った。次のご懐妊では流産はせず、出産のご報告をいただいた。
 もちろん一人一人の妊娠や、流産の予防が、鍼灸の効果であることを実証することは極めて難しい。 しかしそれは何も鍼灸に限った事ではない。西洋医学的不妊治療でさえ、同じ事が言える。 なぜなら、卵子も精子も二つとして同じものが存在しないからだ。しかし合目的的な治療が有効であることは、 当院の妊娠率の高さと、流産率の低さで検証されていると考える。

タイミング療法における妊娠までの期間の明らかな短縮を見た例
第1子は、私(中村)が「ちばレディースクリニック」で治療していた時にご懐妊された。当時は、約2年間タイミングを取られていたが妊娠に至らず、鍼灸を希望され、3周期でご懐妊、ご出産。その後、第2子を希望され、約1年間自己流でタイミングを取られていたが、 なかなかご懐妊に至らなかった。
 ご主人さんが「やっぱり中村さんに行けば?」と言われて再び来院。初回より3年経過していたので、 今回は半年くらいで、、、と仰った。『そんなうまく行くかな?』と思っていたが、11月に再開して、5月にご懐妊。ぴったり半年で、予言的中。
 このようにタイミングを長期間取られていて、鍼灸に来院されるとその期間が短縮される場合がとても多いものです。毎月毎月、生理がくると落ち込んだりする人もおられますが、あまり気負わず、これくらいのスパンでゆったりと考えるといいのかもしれませんね。


女性 30代後半

女性 40代前半

AMH低値の不妊にも関わらず、ご懐妊
ご結婚後、途上国への転勤で、子作りをできずに年月が経過していた。帰国後タイミングから開始して体外3回を経験されていた。胚盤胞移植は、計3回の採卵で27個中1個であった。鍼灸開始から丁度1年経って、通算8回目の採卵では、同時に胚盤胞が2個出来て、新鮮胚移植でご懐妊された。AMHは0.5であった。妊娠12週まで継続し、終了とした。
終了時には、とても心温まるお手紙を頂いた。私たちを信頼し、これだけ通院して下さったことにも感謝である。さて、鍼灸を開始して、時々大きな山場が訪れる。通常、年齢を重ねる毎に結果は悪くなりそうなものだが、卵質がぐいっと向上する時がある。次の例もそのようなものであろう。

胚盤胞を何度も移植して着床せず、超音波治療開始後の採卵で着床した例
鍼に来院前に採卵1回7個、胚盤胞3個、妊娠成立せず。その後、3回採卵し、全部で17個採卵、胚盤胞は2個のみ。その後、超音波治療を開始した次の採卵では、採卵5個で得た胚盤胞で妊娠成立、12週で治療終了とした。  この年齢では、通常卵子の染色体異常の可能性は低く、なぜ妊娠しないのか、医師も何度も悩んでおられたそうである。とにもかくにも、超音波治療を開始してからの採卵で妊娠が成立した。卵質の向上が示唆された例である。


女性 20代後半

女性 30代前半

鍼灸開始後、卵質が向上、着床促進したと思われる例
6年前から妊娠を希望して複数の産婦人科にて、タイミング法、人工授精を繰り返しておられた。 来院2年半前に一度ご懐妊となるも、心拍確認前に流産されていた。以後の人工授精では妊娠に至らず、 体外受精を行われ、胚盤胞4個(うち2個は6日目胚盤胞であまり良くないとの事)を得られ、 新鮮胚移植で妊娠に至らず。この状態で来院。

残る1個の移植で陰性であり、次の採卵に向けて、鍼灸で育卵治療を開始。その後に採取された胚盤胞は1個であったが、 それと前回の6日目の胚盤胞を2個移植し、両方とも着床し、双子となった。その後、男児2人の出産報告も頂いた。

長期間の不妊治療を経て、当院に来院され速やかにご懐妊
来院3年以上前から妊娠を希望され、産婦人科を受診。各種検査異常なし。約1年間タイミングを取られたが、 なかなか妊娠に至らず。不妊専門の鍼灸院に通院されご懐妊になるも流産。その後1年間通院されたが妊娠に至らず。  その間、産婦人科への通院を止めるように言われ、受診せず。その鍼灸院には計150回通院されたとの事。 それを中止して半年経ち、再び鍼灸を受けてみようと当院に来院。産婦人科にも再び通院を始められていた。 当院に来院され、2周期目で人工授精でご懐妊。かなり絶望的になっておられたが、早期のご懐妊で幸福をつかまれた。 その後、出血して安静となったが流産していないと電話でご報告があった。当院に来院されるまでに、長期的な不妊期間がある場合も、来院されると速やかに妊娠に至る場合が少なくない。


女性 30代後半

女性 30代後半

黄体化非破裂卵胞(LUF)からの自然妊娠
1年7カ月前に結婚。避妊期間なし。自己流でタイミングを取られ、丁度1年が経過していた。 左の卵巣がほとんど機能しておらず、しばしば黄体化非破裂卵胞(LUF)及び黄体機能不全。 また右卵管閉塞を言われていて、自然妊娠は困難な状態であった。来院されすぐに初めての人工授精を計画されていたが、 卵胞が育たず中止。次の周期に初めての人工授精を行い、排卵も確認したが妊娠に至らず。 次の周期は4センチの卵巣水種が左側に見つかり、右卵巣に卵胞を確認したが、閉塞側なので人工授精は中止。 次の周期はちゃんと左側に卵胞が育ったが、前の周期に水腫もあったので人工授精は見送りとなった。 そこで、こちらで念入りにタイミング指導を行ったところ、見事に自然妊娠に至る事ができた。つわりもあったが、 胎児は順調に成長し、12週で終了とした。  鍼灸を始められてからのあまりの早い展開に、「こんなに普通にあっさりと妊娠してもいいんですか?本当に私、 妊娠してるのか信じられない」と感想を仰っていたが、本当に嬉しそうだった。来院から4周期目であったが、 排卵としてはまだ2回目でのご懐妊であった。来院の方々にはタイミングの取り方を間違っている方が多く見られる。 当院では各種データに基づき、きちんとしたタイミング指導を行っている。それを実践して下されば、 このように不妊期間は短縮しやすい。

体外授精に進む前のご懐妊
ご結婚まだ半年であったが、年齢的にも積極的に不妊治療を開始されていた。 鍼灸来院直前には、初めての体外受精をしようとしたが、排卵済みで急遽、人工授精となった。 その翌日に来院。来月は体外受精に進むつもりでおられた。できる事はすべてやりたいと超音波治療も希望され、開始。 次の周期は、もう一度人工授精をしてみることにした。それでご懐妊。13週まで来院、胎児は順調に発育していた。 二人目も、できれば三人子供が欲しいとのことで、産後42才の早い時期に来院を推奨し、終了とした。


女性 40代前半

女性 30代後半

着床のサポート
4年前に一人目を出産し、二人目を希望して体外受精に進まれた。最初の採卵後、移植に備えて来院。 初期胚を1個移植され、そのままご懐妊。きちんとした鍼灸を行えば、胚移植の着床率は向上するので、 こういうケースで来院され、ご懐妊に至る方はたくさんおられる。
 が、この方で特記すべき事柄は、前回の妊娠後期で、妊娠高血圧症候群になられたことである。 私たちは鍼灸による着床時の免疫寛容を目指していて、そのためにもっとも有効な治療法を研究している。 そしてそれが真に有効であれば妊娠高血圧は防止できると考えているので、 この方の後期の状態でぜひともお知らせいただきたいとお願いして、15週で治療を終えた。

卵質の向上
5年間の不妊期間中、タイミング指導を約2年、人工授精6回、体外受精で採卵3回、計24個、 うち2個同時移植でご懐妊に至るも流産、他3回の移植で妊娠に至らず。この状態で来院。
来院から3カ月の育卵を推奨した。開始から丁度3カ月の採卵では、採卵7個、受精6個、胚盤胞3個 (ただし2個はあまりよくなかったが)を得た。過去の採卵成績と比べて明らかに向上していた。 それを新鮮胚移植しご懐妊。その後、13週まで来院され、終了。その後、男の子をご出産されたと報告をいただいた。 ぜひとも二人目も頑張って欲しいと願う。


女性 30代後半

女性 30代前半

着床のサポート
2年半前から妊娠を希望され、タイミング療法をや人工授精(3回)を経て体外受精に進まれていた。 来院時には、初めての採卵を終えられ、凍結胚移植の10日前であった。移植準備の治療を行い、 初回の初期胚移植で妊娠に至らなかったが、2回目は胚盤胞を移植し、妊娠成立。その後9週まで来院され、 また出産のご報告も頂いた。二人目の妊娠を目指す時も、鍼灸を受けたいとも仰って頂いた。

人工授精1回目でのご懐妊
7年前に結婚、2年半前から具体的に妊娠を希望して婦人科受診。特に大きな問題は無く、婦人科を転院したりもしたが、 なかなか妊娠に至らず。来院されると、自律神経症状が強く、そのバランスを整えるために呼吸法を指導し、 日々自宅で行ってもらった。そろそろ体外受精を視野に入れ始めたが、とりあえず人工授精を試すことに。 その初回でご懐妊。13週まで安定を確認して終了した。


女性 30代後半

女性 30代後半

習慣性流産の予防
来院までに3回の流産を経験されていた。それぞれ7週頃、10週頃、6週頃であった。 3度目はヘパリンの自己注射を行っていたが流産され、検査したところ何番目かのトリソミーであった。 その後、4カ月経過して来院。しかしまだ怖くて、妊娠にリトライできないでおられた。
治療開始後も、抜歯、風疹予防接種、ヘルペスでの服薬などで、再三リトライを中断されていたが、 来院から8カ月が経過して、タイミングを積極的に取り始めてすぐにご懐妊。その後、ここからがもっとも大切と、 しっかり治療を継続され、初期流産の危険が消失する15週頃まで治療して終了とした。

採卵2回不成功の後、鍼治療を開始してからの採卵で妊娠
ご実家が滋賀で、ご結婚されて愛知にお住まいの方。お母様の介護の為、週3日滋賀に帰省しながら愛知で不妊治療をされていた。
結婚から2年後体外受精に進み2回採卵を行った。初期胚で凍結し、移植したが着床しなかった。治療は愛知から滋賀に帰省されている期間しか行えない為、週1回の来院とした。治療6回後に採卵10個、5個胚盤胞になり凍結。次の周期に凍結胚移植を行いご懐妊。胎嚢と心拍確認ができ、12週まで通院され終了となった。


女性 30代後半

女性 30代前半

子宮内膜症・両卵巣チョコレート嚢腫(右卵巣破裂)の手術後妊娠
25才の時、生理痛が酷く月経過多の為、病院受診。子宮内膜症を指摘されていた。
29才でご結婚。実家に帰省中腹痛の為緊急入院し、子宮内膜症の手術を行った。手術中に卵巣破裂も見つかったとの事。術後1年間避妊し、翌年から自己流タイミングで妊活を開始したがなかなか妊娠せず、不妊専門病院を受診。一度タイミングを挟んで体外受精に進む。治療7回後にクロミッドで採卵1個。胚盤胞になった為凍結した。次の周期は自然周期で採卵し、新鮮胚盤胞移植を行い、めでたくご懐妊。胎嚢と心拍確認ができ、9週まで通院され終了となった。

残り1個の凍結卵で妊娠
元々生理不順で3カ月に1回しか生理が来ていなかった。しかし特に治療していなかった。35才の時、仕事中に更年期症状が出始めた為、病院受診。クロミッドやピルなどを使い治療していたが、仕事が忙しく通院を自己中断した。38才から再び病院通院を再開し、39才でご結婚。最初はタイミングを取っていたが妊娠せず、体外受精に進む。採卵21個のうち4個が胚盤胞になった為、採卵から2カ月後に凍結胚移植(2個)したが着床せず。残りの胚移植を予定していたが、移植する周期の生理がなかなか来ない為、当院に来院。
 初診から4カ月後に生理が来た為、凍結胚を1個移植したが、着床せず。次の周期に最後の1個を移植してご懐妊された。胎嚢と心拍確認ができ、ご本人の都合により14週での終了となった。


女性 40代前半

女性 20代後半

体外受精まで進んでいたが、自然妊娠した
ご結婚後、自己流タイミングを1年間取っていた。翌年病院受診され、各検査は異常なし、人工受精を2回受けるが妊娠しない為、別の病院に転院。タイミング1回人工受精2回行うが妊娠せず、採血で糖尿病の疑いを指摘されて医大病院に紹介された。
医大病院で体外受精に進み、ショート法で3回採卵するが、いずれも卵割が途中で止まり中止となる。初診時、しばらく体外を休み、その間はタイミングで行きたいとの申し出で治療を行った。当院の鍼灸は着床障害と卵質向上を目的にするので、3、4ヶ月以内に自然妊娠できなければ、次の採卵で結果が良くなるように、二本立ての目標とした。そして治療15回目、タイミングで見事にご懐妊。治療開始から3カ月以内での妊娠であった。胎嚢と心拍確認ができ、9週まで通院された。

不妊期間2年であったが、鍼治療開始3カ月で妊娠
ご結婚後、自己流タイミングを取っていたが、妊娠しない為近医受診。特に検査では異常は見つからず、初診時もタイミングでの妊娠を希望されていた。
治療12回目、タイミングでご懐妊された。胎嚢と心拍確認ができ、9週で治療終了。若い方だけに、すぐに妊娠するとご本人も思われていたのにうまくいかず悩んでおられたが、鍼治療で早期に効果が出た患者さんであった。


女性 20代後半

女性 30代前半

子宮内膜増殖症の改善から妊活へ
ご結婚直後に生理不順で婦人科を受信した際、内膜の異形成を指摘され、その後に「子宮内膜増殖症」との診断を受けた。黄体ホルモン剤服用と内膜掻爬の治療の2クール目で来院。このクールで改善しなければ子宮体がんの疑いとなり、子宮摘出を示唆されていた。
 鍼灸治療開始から1ヶ月を経過した頃、日常的な不正出血が収まり、2ヶ月後、4ヶ月後の検査も良好。半年後の検査で病理所見なしとの事で、婦人科での治療を終了し、同時に当院での鍼灸治療も終了した。これから妊活をスタート出来ることになった。

繰り返す流産後の体調不良と妊娠に向けた治療
結婚直後、2kgあった子宮筋腫を摘出、さらに腸閉塞で2か月入院と、ほぼ1年間妊活できない状況が続いた。翌年の妊活開始後すぐに自然妊娠したが9週で稽留流産、その4か月後にも自然妊娠したが再び稽留流産。2回目の妊娠は絨毛膜下血腫の診断。2回目の流産手術後に当院に来院。年齢的にステップアップも視野に入れつつも、自然妊娠と絨毛膜下血腫による流産の防止を目的とした治療を開始。
2回の流産の手術の後、卵巣の腫れやおそらくホルモンバランスの変調による不正出血や生理周期の乱れがあったが、治療開始から2か月を経過した頃(計8回)から落ち着き始めた。その翌月には基礎体温表からも生理周期や排卵、高温期の安定がみられた。そして更に2か月が経過して(計23回)自然妊娠。今回の妊娠は順調に経過し、15週を超えた時点でほぼ安定と判断し卒業して頂いた。


女性 40代前半

女性 30代前半

体外受精直前に自然妊娠
入籍前から自己流でタイミングを開始、婦人科でのタイミング指導も受けていたが、約2年間は妊娠せず。またAMH1.39と年齢不相応に低い事も分かり、すぐに体外受精に進む事を決めておられた。治療開始直後にショート法による採卵にて3BB~3CCというグレードの6日目胚盤胞2個を得たが、その受精卵での移植は着床に至らなかった。
そこで2回目の採卵に向かうまでは卵質向上を目的に治療間隔を詰め、鍼、レーザーに加えて超音波治療も行う事にした。
婦人科受診は休む事を希望されたため、その間はタイミングをとる事とし、3~4か月以内の自然妊娠を目標にした。結果、採卵に向かう予定の月に自然妊娠された。
特に治療頻度を上げた事で卵巣へ持続的な刺激を与える事ができ、功を奏したのではないかと考える。このように妊活において比較的若年の方であったとしても卵質が低下している場合は、週1回より5日毎の治療ペースの方が早く結果に結び付く可能性も高い。

鍼灸開始後、採卵成績が大きく変化
来院約2年前に行ったロング法での採卵では20個の卵子を得ることができたが、胚盤胞は3個(3AB,4BA,4CC)、初期胚は1個という結果だった。その受精卵で計3回移植するもいずれも妊娠に至らなかった。その後半年間は自己流タイミング、さらに産婦人科での人工授精1年間を経た上で再び体外受精を視野に入れ当院を受診された。
3~4か月以内の自然妊娠を目指しその間は人工授精とタイミングを続けたが陽性反応は無く、当初の予定通り採卵に進む事になった。再びロング法を行った所36個の卵子を得ることが出来、13個が胚盤胞まで育った。グレードも顕微授精で5AA,4AA,4AB、ふりかけ法で5AA,4AA,4AB,4BB,4BA,4BB…と、初回の採卵から約2年経過しているにもかかわらず明らかに採卵成績が向上した。そしてふりかけ法の5AAを最初に移植され妊娠に至った。15週まで通院を希望され、「施設選びにも適切な助言をもらえて、鍼治療を受けてよかった」と言って頂けた。


女性 30代前半

女性 40代前半

二人目不妊 鍼灸開始まもなく初回の人工授精で第2子をご懐妊
第1子出産の2年後に第2子希望。産婦人科で4周期タイミング指導を受け、その後しばらくは自己流タイミング、更に不妊専門医院で5周期のタイミング指導をうけるも妊娠に至らず、当院の治療を開始された。  通院中の不妊専門医院で人工授精はタイミングと同じという理由で積極的にステップアップを勧めてこられなかった。しかし、夫婦生活が頻繁に取れない事等ご夫婦の状況を伺った上で人工授精のメリットがあると判断できた為、当院では人工授精とタイミングの併用を勧めた。
結果、人工授精を初めてチャレンジされた月にご懐妊された。2人目を希望されてから約2年が経過していたが、当院にこられて3周期目でご懐妊に至った。つわりも無く順調で12週で治療を終えた。
ご夫婦の事情や希望を詳細に伺った上でベストな方法をしっかり説明、納得し実行して頂けた事が功を奏したと言える。

二人目不妊 初めての体外受精でご懐妊
第1子を結婚半年後に自然妊娠、ご出産。出産2年後に第2子を希望し、1年間の自己流タイミングの後、産婦人科でのタイミング指導を3周期受け、更にその後も自己流タイミングを約3年間続けたが懐妊には至らなかった。
当院受診の2か月前から通院開始した不妊専門医院にて卵管水腫を指摘。自然妊娠希望の場合は先ずそちらの手術を、と言われていた。しかし血小板減少症の為、手術時の大量出血が予想され(第一子出産時は大量出血で輸血)、手術を避けたい事と年齢的な事情で体外受精に進まれた。
当院には、体外受精の初回で成功させたい、とお越しになった。
ご本人の都合や当院の育卵治療効果の発現時期を考え治療開始3周期経過してから最初の採卵を迎えた。初回は空胞だったが翌月の採卵での卵子が胚盤胞(グレード4BB)に育ち、同月に新鮮胚移植にてご懐妊。当院の治療は12週で終了とした。
その後、出産報告を頂いた際に「自分の年齢にも関わらず最小回数で最大の効果が得られたのは鍼灸治療のおかげ」と仰って下さった。


女性 30代後半

女性 30代前半

AMHと卵子の質が関連しないことを示す例
一年前から挙児希望し、半年ほど自己流でタイミングを取ったが妊娠せず婦人科を受診。感染による両側卵管閉塞が見つかり、卵管鏡手術を受け3周期タイミング療法を行う。AMHが40代相当の低値であったため、体外受精に進んだ。ショート法で採卵するも、採れる数が少なく受精もしなかった。次にマイルド法で採卵し受精するも分割停止で胚盤胞を得ることができなかった。
鍼灸開始後最初の体外受精では1個採卵し、その1個が胚盤胞となり凍結保存した。次の体外受精では3個採卵し、分割がきれいなもの1個を2日目初期胚で凍結した。翌周期に最初に凍結した胚盤胞を移植し妊娠成立。胎嚢は確認したが胎児心拍を確認できず、妊娠6週目で稽留流産となった。2周期後、2日目初期胚を移植し妊娠が成立。12週まで流産予防の治療を行い終了となった。

採卵成績が徐々に上がっていった例
結婚4ヶ月前から生理不順の治療とタイミング指導を受ける為に婦人科を受診。子宮頚癌軽度異形成の指摘あり。3ヶ月後、体外受精に進むため婦人科を転院。鍼灸来院1ヶ月前に初めての体外受精で胚盤胞を1個獲得し、同周期に移植を行ったが妊娠せず、この状態で来院。
次の採卵に向けて鍼治療を開始。次にショート法で2個採卵し、1個胚盤胞を得たがグレードが低く移植不可となった。次の採卵はマイルド法で4個採卵し2個胚盤胞を凍結した。翌周期に凍結胚盤胞2個を移植し、わずかにhCGの上昇が見られたが妊娠には至らなかった。再度マイルド法で採卵し、5個の内3個が胚盤胞となった。同周期に胚盤胞2個を新鮮胚移植し、1個は凍結した。結果ご懐妊され、12週安定期まで治療を続けて終了となった。


女性 40代前半

女性 30代前半

鍼灸開始前6回採卵、開始後初の採卵で妊娠8週を迎えた
4年前に結婚、すぐに妊活開始。タイミング療法、人工授精を経て2年前に体外受精に進む。以後6回の採卵で23個の卵子を取るも受精すらしないことも多かった。移植2回、1回陽性を得たが胎嚢確認後流産。医療施設も6ヶ所目であった。この状態で来院され、しばらくステップダウンして鍼灸を継続。鍼灸開始から6周期目の初の採卵で胚盤胞を得て移植、妊娠。つわりで通院が途絶えたが、8週時点で無事を確認している。

多嚢胞性卵巣での体外受精で、初回の胚移植をサポートして妊娠
10代の頃無月経で受診、多嚢胞性卵巣と診断。20歳からピルを使用していた。 当院に来院する8か月前、ピル中断。婦人科受診しPRL(プロラクチン)高値だった為、カバサール内服し月経再開した。一度自然妊娠したが9週で流産、不育症検査の結果、アスピリンを使用することになった。しかしその後クロミッド使用するものの卵胞が大きく育たず、当院へ来院、その時は治療せず説明のみで終了。
半年後当院へ再来。体外受精に進み採卵の結果、胚盤胞23個獲得し凍結中。また、子宮内膜炎を医師から指摘されていたが、凍結胚移植へ向かう予定の為、移植に向けた鍼治療を行った。 初回の移植でご懐妊され、血腫が妊娠経過途中で認められたが徐々に小さくなり、12週まで妊娠維持され終了。しかし、その後本人の希望で身体のメンテナンスの為、時々来院された。


女性 20代後半

女性 30代前半

AMHが低い方のご懐妊
以前当院に通われご懐妊された方で、今回二人目希望で再来。3年前のAMH(抗ミューラー管ホルモン)値0.51ng/ml(45才相当)。翌月採卵希望であったが、鍼治療の効果が出るのに3~4か月かかることを伝えた上で採卵に向けた育卵治療開始。治療を開始してから3周期連続で低刺激法にて採卵するが、凍結出来ず。治療開始5か月後の採卵で胚盤胞(4BB1個凍結。翌周期凍結胚移植を行い妊娠、胎嚢確認出来たが心拍確認出来ず、流産となった。流産後から再び育卵治療開始し、治療再開約2ヶ月後と3か月後、それぞれ胚盤胞1個ずつ凍結(いずれも4AA)。翌周期移植し、めでたくご懐妊。妊娠12週まで妊娠継続し、治療終了となった。

子宮内膜の薄い方への治療

当院来院の約1年前に採卵し、胚盤胞8~9個と前核期胚2個獲得。その後、2度胚移植を行ったが判定陰性と流産に終わっていた。また、内膜の薄さを度々指摘され、移植が出来ない周期もあり、今周期も内膜が薄いと指摘されている状況で当院に来院された。
移植予定日の約1週間前の来院であった為、やや強い刺激から治療を開始。鍼治療を始めて移植可能な厚さとなり、初めての胚移植で妊娠陽性、胎嚢、心拍と確認することができ、妊娠12週で卒業となった。


女性 30代前半

女性 30代後半

肩こりと妊活を同時に治療
始め肩こり主訴で来院されたが、二人目希望で妊活中であった為、肩こりと妊活を並行して治療。鍼治療開始前は計4回採卵を行っていたが、アンタゴニスト法では毎回13~15個採れ、得られる胚盤胞は0~1個、低刺激法でも5個採れ得られた胚盤胞は1個と、胚盤胞の獲得率が不良であり、胚盤胞を移植しても陰性であった。
当院で治療を開始し2ヶ月半過ぎた頃、再度採卵。8個採れ、その内2個胚盤胞となった。翌周期子宮鏡検査を行い問題なかった為、翌々周期2個の胚盤胞を同時に凍結胚移植。無事ご懐妊し、12週まで妊娠継続し、卒業となった。また鍼治療とストレッチ指導で肩こりも日常生活に支障が出ないレベルまで改善した。

参考ページ http://hari-9.com/gynaecology/

栗東鍼灸整骨院・鍼灸部門 なかむら第二針療所分院

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