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テンション

こんにちは。湯浅です。


妊活患者様の年齢やこれまでの経緯は様々です。

初診問診ではまずそれらを伺い、不妊につながる原因や当院でできる事をお話していきます。

その上でとても大切な事を改めて考える機会がありました。


先日、初診を受けに来られた患者様のお話。

結婚直後、不妊治療目的以外で婦人科を受診した際、

担当医から、あなたの年齢と卵巣の状態なら、妊娠したいなら体外受精が良いという様な話を急にされたという事。


もちろん、その担当医は理由等も丁寧に説明されたそうですが、
ご本人にとっては自分が妊娠するには体外受精しかないのかもという大きなショックを受けてしまったそうです。

結局、不信感だけ残り、そこの婦人科にはかかりたくないとまで思っておられます。


妊娠、出産という目的は同じでも、
患者様それぞれでそこに向かうテンションは違うものです。

その方に一番最短でベストな方法をお伝えしているつもりでも、知らず知らずにプレッシャーを与えている場合もあるという事、私も思い当たるケースはあります。

このお話を伺いながら、
専門家からの先走った言葉は、受け取る方によって励ましにもプレッシャーにもなってしまうという事、しっかり心に留めておかなければならない、と思いました。