鍼灸のこと、いろいろな病気のこと、院内の出来事などを綴ります(^^)(担当 分院長 洲脇)
皆さん、こんにちは。
この9月より草津栗東鍼灸院 分院長となりました 湯浅志保子です。どうぞ宜しくお願い致します。
ご挨拶につきましてはHPに記載致しましたので、ここでは省略させて頂きます。そちらをぜひご覧下さいませ。
さて、当院には不妊でお悩みので方が沢山来院されるのですが、世間でも 不妊治療に関して毎日の様にニュースが挙がりますね。
今朝目にしたのは、日本産科婦人科学会が昨日公表した統計〈体外受精において凍結保存を経て生まれた赤ちゃんが、全体外受精で生まれた赤ちゃんの約半数を占める〉(2016.9.16朝日新聞 デジタルより)
というものでした。
凍結保存(受精卵、卵子凍結保存も含む)については、自分の印象として今ではやって当たり前の様な感じがあったので、一瞬、敢えてニュースになる程の事なの?と思ったのですが、
体外受精が国内で本格的に始まったばかりの頃は 慎重論などもあり積極的に行われていなかった様ですね。
凍結保存は生命の「一時停止」である、という慎重論ですが、確かに、その視点も大切だなあと思います。
凍結保存技術のメリット、デメリットはさて置き 体外受精の技術ってほんとにまだ歴史が浅いんですよね。
国内ではじめての体外受精での出産例が1983年である様に、まだ30年程しか経っていません。そしてこの間 取り巻く環境や技術、知識などは目まぐるしく変化し続けています。
ちなみに、日本の凍結保存割合は世界的にも高いとありますので、凍結、融解技術のレベルも高いといえるのではないでしょうか。
不妊で悩み、来院される患者様に対しては
その変化にしっかりアンテナを立て、常に最先端で正確な情報を還元していかなくては、と改めて思いました。