日々の診療の様子をお伝えします
大晦日です。皆様方は年末年始、いかがお過ごしでしょうか。
今年一年いろんな事がありましたが、今こうして振り返ると、
「人生 楽ありゃ 苦もあるさぁ〜」
という激動の一年でした。
(水戸黄門、特番でやってくれないかな〜)
さて、現在当院は6名のスタッフが在籍しておりますが、
彼女達、全員最高です。
今年入ったスタッフ二人は、互いに切磋琢磨し、たゆまず努力しています。また、いろんな仕事を深く捉えようとしています。
もちろん鍼の練習、医学の学習もとても順調に進んでいます。
間もなく、皆様方の治療を担当出来るようになるはずです。
とは言っても、過去に当院でこの域に到達出来たのは、ホンの一握りのスタッフなのです。学習量の多さに恐れおののき、施鍼練習の厳しさにくじけてしまいます。そういう意味でも草津分院長の露木を筆頭に、南と湯浅の両名は食らいついて来ていて見事です。
そういえば11月から毎週木曜日に、当院を卒業した田邊先生が本院の代診に入っています。毎週広島から来てくれています。私が忙しすぎて新入りの指導の時間が作れず、彼女にその役割をお願いしています。また新入り二人からすれば、5年経つとこの域に達するという近未来を体感する事により、着実に階段を登って欲しいと思うからです。新入り二人の2年目(とは言っても鍼灸師歴としては4年目と6年目になる)にどうぞご期待下さい。
さて私の正月はまた、カルテの整理にあけくれます。どうしても確認したい事があります。それは胚移植時に星状神経節へのレーザー照射を行ってからの着床率にどれほど有意差が出るかという事です。お盆に出したデータでは、有意差がでたものの、照射群は未照射群に比し分母が小さすぎたので、しっかりと確認せねばなりません。他にもせねばならない事がひとつ二つ。またもや大量のカルテと格闘です。診療がストップするこの3〜4日間が勝負です。
さらにお盆頃に出したデータを追試してみたところ、その効果が曖昧であるものもありました。それも熟考せねばなりません。
年に何回か講演の仕事がありますが、その度に最新の手法とデータを披露します。なのでリピートしてくれる同業の先生も多く、3回、4回と私の講義を受けに来てくれます。それはとても嬉しいのですが、常に新たな学習や研究結果を盛り込まねばならないので、すごいプレッシャーです。が、逆に言うと惰性に流されず常に勉強と研究を繰り返さねばならない原動力でもあります。
来年は、1月に仙台、3月に京都、春以降に東京へ呼ばれています。
仙台と東京では不妊症のみならず、他の疾患の講義も行います。同業の先生から見ても高いレベルでのオールラウンダーを目指します。
ということで、お正月は「データ整理」「免疫の学習」「バイオリンで気分転換」を3日間延々と繰り返します。
年末最終日の昨日は朝7時15分から予約がすべて詰まりました。6時半にシャッターを上げると外はまだ暗く、「うわっ!」と思いましたが、その時間からでも「来たい!」と思って下さる方がおられるのは、本当に嬉しい事です。年明け4日は朝7時半から詰まりました。来年もスタッフ一同頑張ります。
皆様、どうぞ良いお正月を!!