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シンポジウム

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一部の方から、
「先生、シンポジウムどうだったんですか?」
と、気にかけて頂きました。

実は、シンポジウムの前に、シンポジストの先生方と約2時間お話しして、それはそれはもう皆さん忌憚なく意見を出し合って、とても楽しく且つ有意義な時を過ごしました。

東北大学名誉教授で統合医療学会副理事長の仁田先生からは、
「統合医療はまだ玉石混淆であり、玉と石の区分が必要である。また玉になりうる石を見分けて、玉にしなければならない。その為に我々が何をすべきかが重要である。」
と言ったお話を。

また埼玉医大の大野先生からは、
「がん治療における医療について、特にターミナルには心地よい質を備えた医療も必要である。そういった意味で、代替医療を導入するガイドラインの策定が必要であり、その周知も必要である。」
と言ったお話を。

埼玉医大の小俣先生からは、
「医科大学で鍼灸を導入している所は、もはや過半数に達しているものの、これからは病院と鍼灸院の連携が必要であり、その為に医科大学で行なっている取り組みに付いて。」
をお話し頂きました。

また患者人権センターの辻本さんからは
「統合医療という言葉がクローズアップされてきていても、医療全体の中では、ほとんど話題にすら登らない。鍼灸だ柔整だのという世界は、患者からすると曖昧且つ暗すぎる。もっと開かれて、透明性の高いものにしないといけない。」
といったご意見を頂きました。

最初約10分間で、それぞれの立場からの統合医療の展開について話をしました。(写真)その後、シンポジウム形式となり、私は辻本さんの問題提起「鍼灸に透明性を」、に対してコメントさせて頂きました。(写真)

今まで、そしてこれからもいろいろな機会で講演させて頂きますが、そういう要素を取り入れた話をしようと思います。