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仕事納めとデータ処理

昨晩、皆で掃除をしていると「首が痛くて回らない」と、数年ぶりに来られた方があった。受け付けたいのはやまやまだが、玄関にゴミやら古紙やら積んであるし、再開は出来ないので、翌日である大晦日に来院して頂く事にした。(こうしてお越しになるのは大抵近所の方なので)

今日詳しく聞くと、3、4日前に始まった首の痛みがどんどんひどくなって、今やどの方向にも動けないとの事。そして治療後、可動域は少し大きくなり、痛みも和らいだとのことで、次は3日にお越し頂く事にした。

年末年始、休みの間にこうして来られる方が2、3年に一度はある。職住分離していない当院ではありがちな事だ。こうして本日仕事納めをした。

ところで年末年始の休み、盆休みは、私にとってまったく休日ではない。まず今年のカルテにざっと目を通す。そして日頃感じている疑問をデータに起こすのだ。

今年後半に特に思ったのは、

1、逆子について
(1)産婦人科で逆子と言われて来院されたが、実際には逆子ではなかった人の割合。その週数。
(2)来院時に逆子であると確認されて治療した人の改善率と週数との相関。

2、不妊治療の胚移植(特に胚盤胞)において、鍼灸併用時の着床率。
(1)初診がすでに移植準備段階で治療開始した着床率と採卵前一定期間の治療(育卵治療)を経て得られた胚盤胞の着床率の差。
(2)治療法の違いによる着床率の違い。

を調べたいということ。

数百枚、いや千枚を越すカルテとの格闘が始まる。お一人お一人のお顔を思い浮かべながらの作業。

年末年始、盆休みのようにまとまった休みでないと手をつけられない作業。休んでなんかいられない。来年お越しになる方々に、少しでも良い治療を提供するために、頑張らねば。

ということで、今日の朝イチ、3日の朝イチにお一人だけ治療させて頂くと言うのは、休みだからとだらける自分へのムチでもある。神様が「頑張れ!」と励まして下さったのだろう。おかげで本日も仕事モード全開。さて格闘開始!

今年一年、ありがとうございました。

来年も宜しくお願い申し上げます。